★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

ガガイモの花が咲いていました

2011-08-21 | 自然観察(植物)

浮島ヶ原自然公園の一番奥でガガイモが咲いていました。
公園にあることはわかっていたものの、昨年はなぜか見られませんでした。
花の中に細かい毛がたくさんあるのが特徴です。



正面から撮ってみました。
毛深い花ですよね。

実がなると、中に綿毛がついた種子ができます。
この綿毛が長くてふさふさです。かつては朱肉に用いたのだとか。
種子は漢方薬として使われ、強壮効果があるそうです。

それに実は紡錘形で2つに割れます。
この割れた実を「天之蘿摩船」として少彦名命が乗ってきた、と日本神話では語られます。

実がなれば、いろいろ遊べそうですね。

ヘクソカズラの花がたくさん咲いています

2011-08-20 | 自然観察(植物)

「ひどい名前の植物」というと、いつも引き合いに出されるのが、このヘクソカズラ。
漢字で書くと「屁糞蔓」。もっとひどく感じてしまいますね。
独特の臭いがするのでこの名前なんですが、自分はそれほどひどいと思いません。
ただ、生け垣にフェンスにと、ありとあらゆるところに絡みついて取るのが大変なので、そのあたりの忌ま忌ましさも含めた名前なのだろうと思います。

ただ、花はかわいいので、別名サオトメカズラ・サオトメバナとも言います。
花を並べた姿を、田植えをするために並んだ早乙女に例えた名前だとか。
また、花の中心の赤が、お灸をすえた跡に見えるので、ヤイトバナ(灸花)とも。
花としては、こちらのほうが似合っていると思いますが、「ヘクソ」のインパクトには勝てなかったようですね。

秋になると、丸い実が黄土色になります。
つるも枯れると臭いが無くなるので、ネイチャークラフトのいい材料になります。
他のつると合わせて編んで、リースを作ると素敵です。

花も水に浮かべたり、鼻の頭にくっつけたりといろいろ遊べます。
案外利用価値のある植物です。

青空に向かって咲く湿原の花々 by 空倶楽部

2011-08-19 | 空倶楽部

9のつく日は、空倶楽部の活動日。
前回の富士山頂からの空はかなり好評で、たくさんコメントをいただきました。ありがとうございます。

今回は、いつもの写真に戻って湿原の花と青空です。(出し忘れで、ちょっと古い画像で済みません)
まずはヌマトラノオ。
もうそろそろ咲き終わりです。



早々と咲いていたミゾソバ。
これから9月に入ると、公園内にびっしりと咲きます。



こちらもこれからの花、シロバナサクラタデ。
名前の通り白い花なんですが、時々「桜」色っぽくなるものもあります。

ようやく暑さがちょっぴりおさまる時間ができてきました。
これから空も秋色になっていくのでしょうね。

静岡県富士市浮島ヶ原自然公園から
PENTAX Optio W90
PENTAX K200D+TAMRON 28-300 XR Diで撮影。
撮影日:2011/7/10 1,2枚目 13:52 3枚目 13:31

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『空倶楽部』参加要項

【空倶楽部部活動日時】
 毎月9日、19日、29日の20時迄にブログアップして下さい。
【タイトル名】
 タイトルに by空倶楽部を追記して下さい。
【掲載写真】
 空が映っている写真
 掲載枚数は制限無しです。
【文面】
 フリー
 但し掲載写真の撮った場所、月日、時間を記入お願いします。
【入部方法】
 発起人に入部希望のコメントして下さい。
【イベント・企画】
 発起人からブログにて告知いたします。

発起人:かず某さんchacha○さん

見慣れない猛禽類がいるぞ、と思ったら

2011-08-18 | 自然観察(鳥)

青空を見上げたら、なにやら見慣れないシルエットが。
むむっ、猛禽類っぽいけどアレはなんだ!?と思いながら降下してくるのを待ってみました。

…羽がボロボロになったトビでした。
ちょうど換羽と言って、羽が抜け替わる時期なんですよね。
こんなボロボロで、よく滑空できるなと思いながら眺めていました。

ため池にヒシが生えてきました

2011-08-16 | 自然観察(植物)

浮島ヶ原自然公園の北側にある農業用のため池。
昨年まではホテイアオイで埋め尽くされていました。

ところが今年はホテイアオイではなく、ヒシが浮いていました。
昨年までは無かったんですけどね。
皇居のお堀でなぜか大繁殖しているツツイトモのように、急に現れた感じです。
一説によると地震によって埋没種子が出てきたのではないか、と言われていますが、このヒシも同じでしょうか。
子どもたちが網でガサガサしたら、そこから種子が採れたので、そもそも種子はあったようです。



そのヒシに白い花が咲いていました。
小さくてかわいい花です。
周りで咲いているオオカナダモの花と似ています。



公園に移植しようと引き上げてみたら、できかけの実がありました。
大きな棘があります。
この種子、茹でて食べると栗のような感じだそうです。
たくさんなったら食べてみようかと思います。

ただ、アメリカザリガニが大好きなようで、浅いところに浮かべておいたら葉を全部食べられてしまいました。
アメリカザリガニの恐ろしさを実感してしまう一件でした。

秋の花、キツネノマゴが咲いていました

2011-08-15 | 自然観察(植物)

暦では立秋を過ぎましたが、毎日暑さがまだまだ残っています。
そんな中、秋の花であるキツネノマゴが咲いていました。



小さな唇形花がかわいいです。
なぜ「狐の孫」なのかは、よくわかっていません。

10月頃まで咲いていますが、昨年にバリ島のライステラスにも咲いていましたから、暑さも平気な花のようです。
これから秋の花が開花してきて、秋の足音が聞こえてきそうですね。

ヒメハッカが咲き始めました

2011-08-14 | 自然観察(植物)

浮島ヶ原自然公園の南側入口周辺のヒメハッカが咲き始めました。
暑い8月に咲く花ですが、薄紫色の花は見た目も清涼感がありますね。

花を撮るために草をかき分けたら、ハッカの香りがふわっと漂ってきました。
この時期は、触らなくても顔を近づけるだけでハッカの香りが分かります。
この香りは、ちょっとだけ涼しい気分にさせてくれます。
それも合わせて、暑い8月に似合う花ですね。

そんなヒメハッカは、環境省レッドリストで準絶滅危惧、静岡県では絶滅危惧II類の植物です。
より生育できるように、周囲をちょっと刈ってあげようかと考え中です。

ナガバノウナギツカミを確認しました

2011-08-13 | 自然観察(植物)

浮島ヶ原自然公園に咲いていたタデ科の花。
9月にたくさん咲くアキノウナギツカミとは、なんか雰囲気が違います。
葉も違う感じだし、花も華やかな気がしました。
さっそく、図鑑を持ってきて検索。



花柄には、赤い腺毛がたくさんあります。
花の数も10個以上がまとまっています。



葉の形は、長被針形。基部が鉾型…なんですが、この葉は丸まっていますね。
でも長い葉柄があるので、アキノウナギツカミとは違います。色も濃い緑色。
タデ科は、葉と茎がつながる部分にある托葉鞘で見分けます。
先がちょっとギザギザで、短毛がありました。
茎の棘も小さくて、指先で下から上へ撫でるとひっかかりを感じるぐらい。

したがって、ナガバノウナギツカミと同定しました。
ナガバノウナギツカミは、環境省レッドリストで準絶滅危惧の植物です。
静岡県では、ランク付けされていませんが、山形県では絶滅、秋田県と新潟県では絶滅危惧I類となっており、地域によっては数を減らしているようですね。

これで、公園の絶滅危惧種が1つ増えたことになります。
昨年までも咲いていたけど、見落とされていたのかもしれませんね。
数株しかないので、ちょっと注意してみていこうと思います。

草津で見つけた花 タマガワホトトギス

2011-08-12 | 自然観察(植物)

先月末に草津温泉に行ってきました。
夕方に散策をして、西の河原に近い金比羅神社に行ったらタマガワホトトギスが咲いていました。
黄色の花がかわいいですね。

花のホトトギスというと紫色というイメージがあるので、黄色のタマガワホトトギスは何か変な感じです。でも、花のつくりはたしかにホトトギスの花ですね。