釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

香る桜

2013年04月06日 01時57分12秒 | 四季の花
桜の花でも芳香がする桜があります。

みなさんは桜餅の葉をご存知でしょう。

あの葉はオオシマザクラの葉を塩漬けにしたものです。

主な産地は伊豆半島の松崎町で全国の7割の生産があるといいます。

栽培農家は約200戸、栽培面積48ha、毎年5月から8月までが収穫期で、総生産量は50枚を1束にして500万束といいますから、その数は2億5千万枚。

半年から一年間塩漬けされて全国に流通するそうです。

日本人一人当たり松崎産の桜の葉を年間2枚食べている計算ですね。

桜の香料はこの桜の葉がもとになっています。

この香りはクマリンという物質だそうで、オオシマザクラに多く含まれています。

ですからオオシマザクラの葉を香料として使うのです。

また、ヤマザクラの中にも香りがするものがあるようです。

このように香りが高い桜は○○匂などという名で呼ばれています。

有名なのはスルガダニオイ(駿河台匂)



神田駿河台のとある屋敷の庭にあった桜だといわれています。

そして、ホソカワニオイ(細川匂)



旗弁があるので八重のように見えます。

木下を通ると桜餅の香りがしました。

名前の由来はわからないようですが、細川家に何か関わりがあるのではないでしょうか。

そして、ゴザノマニオイ(御座の間匂)



半八重咲きと紹介されたり、一重咲きと紹介されたりしていますが画像で見るとやはり旗弁があるのでしょうか一重には見えません。

御座の間という名前からは高貴なお方が絡んでいる桜なのかもしれません。

ほかにも静香(シズカ)など香る桜はありますが、どれも強烈な香りではなくそこはかとなく香るようです。

私自身も同じ木のところへ行っても香ったり香らなかったり微妙です。

香らなくても諦めずに鼻に集中してみてください。



コメント
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