釋守成の転居物語(旧タイトル・GONTAの東京散歩)

またまた転居を目論んでいます。
5年間で5回の転居。
6回目の転居の経緯を書いていきます。

杜若と文目

2013年05月14日 23時46分57秒 | 四季の花
杜若(カキツバタ)と文目(菖蒲・アヤメ)。

この二つの花はもうそろそろ盛りが終わろうとしています。



こちらは皇居東御苑二の丸庭園の杜若。

杜若には珍しい園芸品種の「鷲の尾」です。



池の反対側から見るとシラン(紫蘭)の紫とよく調和をして美しいですね。

植物学の牧野富太郎博士は、「杜若」は中国では、アオノクマタケラン、「燕子花」をオオヒエンソウだと書かれているそうです。

その時点で、カキツバタの漢名がわからないと書かれています。

日本人としては「杜若」「燕子花」でいいのですがね。

画像でお分かりのように本当に水辺に生えています。

園芸書では、杜若は睡蓮と同じように水中に植えると書かれています。

花菖蒲は、水中では根腐れを起こすので少し土を盛って植えると書かれています。

それだけ生育場所が違うのですね。



これは池の隣にある菖蒲田の様子です。

まだ花芽もついていません。

そして、田には水も入っていません。

これだけ生育時期や生育環境が違うのですね。



近くの藪の中に入るとアヤメが花ざかりです。

自然界のアヤメは小さくて可愛らしいです。

あやめは完全に乾いた土地に自生します。

こうしてひとつの庭でも杜若とアヤメの違いがわかるのです。

コメント
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