昨日、久しぶりに神宮球場でスワローズの試合を見てきた。8年ぶりくらいである。優勝した2001年は20試合以上見たのだが、結婚してからはほとんどまったく見に行くチャンスがなかった。
急に行くことにしたので双眼鏡やメガホンの用意がなく、まったくの無防備での観戦となった。何かないと点が入った時の東京音頭で手持ち無沙汰であり、次は細いメガホンくらいは買ってから入場しようと思った。
相手は巨人であった。初回に先制したものの石川が長野と村田から被弾して逆転された。こちらもバレンティンと畠山の2本のツーランで逆転したが、終盤のチャンスを生かせないままロペスに同点弾を浴び、延長11回に片岡に勝ち越しソロを打たれた。
僕の古い知識では、巨人戦はチケットが高いのだが、調べたら外野自由席は一律1600円だった。前は後半からの入場時の割引チケットが1500円だったような記憶がある。これは安いなと思って行くことに決めたのである。
昔はライトスタンドにいると稲葉の背中ばかり見たものだが、昨日は雄平の背中を見続けることになった(そういえば同じ背番号41だ)。僕は投手時代の雄平が先発した試合を神宮で見たことがあるのだが、その当時から彼の運動神経と身体能力はプロ野球選手の中でも抜群だと思っていた。昨日の試合では、右中間に飛んだ打球をものすごい速さで追って、センターの上田の守備範囲に入ってしまい、上田と激突しそうになり、寸前でスライディングしてよけたのが素晴らしかった(捕球は上田)。体操選手みたいな空中感覚と、弾けるような筋肉を持ってるんだなあと思った。
村田のバックスクリーン直撃弾は、ふわーっと飛んできたのだが、バレンティンの28号は見えない速さで最高高度に達し、弾道ミサイルのような勢いでレフトスタンド上段に消えた。そうだろうなと思ってはいたが、衝撃的な打球の速さだった。

バレンティン28号ツーラン(来日通算150号)直後。
逆転した前の回の守り(5回表)で、坂本のレフトへの大飛球をバレンティンが奇跡のダイビングキャッチ。さらにレーザービームで戻る二塁走者橋本をアウトにした。あれで流れがこっちに来たのだが…。
石川は投球間隔が長すぎると思う。あれが彼のリズムなんだろうし、打者を焦らしてるのかもしれないが、長すぎて打者に考える時間をたっぷり与えているように見える。時には長い間合いで、時には速いテンポで投げるのが緩急というものではないのか。
あと、今に始まったことじゃないが、石川は逃げすぎだ。阿部と長野は歩かせてもいいつもりで投げてる。確変中の長野はともかく、今年の阿部は打率2割5分台、本塁打12本の平凡以下の打者である。びびりすぎ。まあ、スワローズ戦では阿部はよく打つイメージなのは確かだが。よく打つイメージだからビビるのか、ビビるから打たれるのか。
畠山は毎年のように打撃フォームを変えるが、今年は極端なオープンスタンスで膝と腰を曲げている。テレビのバックスクリーン視点ではそうでもないが、あれをライトスタンドから見ると、すごく変だ。でも畠山の登場は、曲と「はったっけ!」の連呼がマッチしていてかっこよかったりする。
登場と言えば、バレンティンの登場曲がラテンかキューバ音楽みたいなやつで、すごいカリビアンな感じ。DJのしゃべりとの相乗効果で、彼の登場時だけ神宮の雰囲気が熱帯。こういうの、テレビ中継ではほとんど聞こえないんだよね。かつては、高津がマウンドに向かう時に映画「スピード」のテーマが流れて大いに盛り上がったものだが、あれも神宮に通って初めてわかるノリだった。やっぱり守護神は出てくるときの盛り上がりが違う、と。
7回裏、一死一三塁で2番上田がファーストゴロ。三塁走者中村が飛び出して挟殺され、二死一二塁と変わったプレイを、ライトスタンドではかなり野次ってたんだけど、あれは中村がゲッツー阻止で意図的に飛び出したんじゃないかと思う。あれがなかったらファーストが一塁を踏み、二塁に転送して一塁走者山田憤死でチェンジだった。
疲れ切った身体に鞭打って、帰りにスワローズのグッズショップを覗いてみた。バレンティンの昨年の日本新記録56号本塁打の記念プレートが飾ってあった。

たぶん本物。
急に行くことにしたので双眼鏡やメガホンの用意がなく、まったくの無防備での観戦となった。何かないと点が入った時の東京音頭で手持ち無沙汰であり、次は細いメガホンくらいは買ってから入場しようと思った。
相手は巨人であった。初回に先制したものの石川が長野と村田から被弾して逆転された。こちらもバレンティンと畠山の2本のツーランで逆転したが、終盤のチャンスを生かせないままロペスに同点弾を浴び、延長11回に片岡に勝ち越しソロを打たれた。
僕の古い知識では、巨人戦はチケットが高いのだが、調べたら外野自由席は一律1600円だった。前は後半からの入場時の割引チケットが1500円だったような記憶がある。これは安いなと思って行くことに決めたのである。
昔はライトスタンドにいると稲葉の背中ばかり見たものだが、昨日は雄平の背中を見続けることになった(そういえば同じ背番号41だ)。僕は投手時代の雄平が先発した試合を神宮で見たことがあるのだが、その当時から彼の運動神経と身体能力はプロ野球選手の中でも抜群だと思っていた。昨日の試合では、右中間に飛んだ打球をものすごい速さで追って、センターの上田の守備範囲に入ってしまい、上田と激突しそうになり、寸前でスライディングしてよけたのが素晴らしかった(捕球は上田)。体操選手みたいな空中感覚と、弾けるような筋肉を持ってるんだなあと思った。
村田のバックスクリーン直撃弾は、ふわーっと飛んできたのだが、バレンティンの28号は見えない速さで最高高度に達し、弾道ミサイルのような勢いでレフトスタンド上段に消えた。そうだろうなと思ってはいたが、衝撃的な打球の速さだった。

バレンティン28号ツーラン(来日通算150号)直後。
逆転した前の回の守り(5回表)で、坂本のレフトへの大飛球をバレンティンが奇跡のダイビングキャッチ。さらにレーザービームで戻る二塁走者橋本をアウトにした。あれで流れがこっちに来たのだが…。
石川は投球間隔が長すぎると思う。あれが彼のリズムなんだろうし、打者を焦らしてるのかもしれないが、長すぎて打者に考える時間をたっぷり与えているように見える。時には長い間合いで、時には速いテンポで投げるのが緩急というものではないのか。
あと、今に始まったことじゃないが、石川は逃げすぎだ。阿部と長野は歩かせてもいいつもりで投げてる。確変中の長野はともかく、今年の阿部は打率2割5分台、本塁打12本の平凡以下の打者である。びびりすぎ。まあ、スワローズ戦では阿部はよく打つイメージなのは確かだが。よく打つイメージだからビビるのか、ビビるから打たれるのか。
畠山は毎年のように打撃フォームを変えるが、今年は極端なオープンスタンスで膝と腰を曲げている。テレビのバックスクリーン視点ではそうでもないが、あれをライトスタンドから見ると、すごく変だ。でも畠山の登場は、曲と「はったっけ!」の連呼がマッチしていてかっこよかったりする。
登場と言えば、バレンティンの登場曲がラテンかキューバ音楽みたいなやつで、すごいカリビアンな感じ。DJのしゃべりとの相乗効果で、彼の登場時だけ神宮の雰囲気が熱帯。こういうの、テレビ中継ではほとんど聞こえないんだよね。かつては、高津がマウンドに向かう時に映画「スピード」のテーマが流れて大いに盛り上がったものだが、あれも神宮に通って初めてわかるノリだった。やっぱり守護神は出てくるときの盛り上がりが違う、と。
7回裏、一死一三塁で2番上田がファーストゴロ。三塁走者中村が飛び出して挟殺され、二死一二塁と変わったプレイを、ライトスタンドではかなり野次ってたんだけど、あれは中村がゲッツー阻止で意図的に飛び出したんじゃないかと思う。あれがなかったらファーストが一塁を踏み、二塁に転送して一塁走者山田憤死でチェンジだった。
疲れ切った身体に鞭打って、帰りにスワローズのグッズショップを覗いてみた。バレンティンの昨年の日本新記録56号本塁打の記念プレートが飾ってあった。

たぶん本物。