第1話の感想で「朱里が病院に旋風を巻き起こす話」と書いたが、少し違うようだ。毎話単発で登場する金持ちイケメンに、朱里が振られるという物語構造らしい。ちょっと寅さんみたいだ。
今回のイケメンは、少子化担当大臣の秘書。あんまり存在感ないけど、声が窪田正孝に似てた。
患者である少子化担当大臣玉垣れい子の姿が衝立でずっと見えない。死んでるという説まで出て、今回は少しサスペンス風味だった。興味を引っ張るという意味では、前回より楽しめたと思う。
朱里が黄色いバラを一輪、誰も見てないのは可哀想と持ち帰ったことで、大臣はいないということがバレそうになる。情況証拠ですらないが、痛恨のミスみたいに扱われていた。
春秋の記者が撮影したという窓の写真も、1時間に一枚で説得力がなかった。うまく潜入したのに、あの記者は大した証拠をつかめてなかった。
第1話の最後でチラ見せしたネタが、まだ一部出てきてない。MEGUMIのクスリとか。その代わり、松岡(志田未来)のスパイ活動や、和田(高梨臨)の不倫を匂わす場面があった。
とうして朱里は柳楽優弥に対してタメ口なのかと不思議に思っていたが、柳楽優弥自身もそうだったらしい。ドクターだと知らないときに接触しているからだろうが、もう少しその理由がわかりやすいエピソードが欲しかった。
だが、責められる朱里を柳楽優弥が救ったところは、ヒロインと相手役のラブコメ的エピソードとして、王道かつ話の流れが自然でよかった。
作家(失恋ショコラティエの吉岡さん)が飛び降り自殺しそうなところで終わったのに、次回予告で車いすに乗ってる姿が映った。せっかく来週に興味を引っ張ったのにもったいない。