
前回の幽霊患者事件に不満を抱く反乱軍(木元派)が、師長に抗議しろと朱里に迫る。朱里は、そんなことをしたら本採用になれないと嫌がるが、やらないと反乱軍から苛められそう。師長と対決するのか、反乱軍と対決するのか、どちらを選ぶのか。しょーもないことで悩むなあ。と、男の僕は考えるのだが、女性だけの世界では、ああいうのは一大事なんだろう。
恒例になりつつある指輪チェックが、わがままな作家の大江。失恋ショコラティエの吉岡さんのくせに、堀北真希に想われるのか畜生奴、と思ったら、朱里はすぐに撤退。和田は大江のことが好きなのか? 師長とデキているのか? はっきりしないまま話が展開していく。
それにしても、大江氏には我慢ならない。フィクションとはいえ、あそこまで腐った人間は滅多にいない。腐った作家は山ほどいるだろうが、奴は才能もなさそうに見える。作家だから嘘を見抜くとか自惚れるんじゃねえ。
そんなわけで、今回の朱里は寅さんではなかった。
構図的には、木元・羽野派と、朱里和田松岡の若手同盟。師長と岩渕(水野美紀)は孤高の人で、後はその他大勢。朱里は仲野とじゃれあいつつ無意識に病院の改革していく役回り、と言ったところか。
大江の手を握った時に肺癌の兆候を見てとっていたことと、アイドルを他の病院に回したことで大江のベッド占領問題をクローズアップさせて検査を受けさせた…かもしれないというのが、今回の仕掛け…なんだろうが、うーん。師長の作戦勝ちなのか。朱里がうっかりズバッと言うところまで計算していたというのか。そうなのかもしれないが、これ見よがしにそういう作戦でしたと見せないドラマなので、今一つアピールに欠けるというか、分からん人にはモヤモヤしたものだけが残り、視聴率が低迷しているのではなかろうか。
そして今回も最後にドキっとさせるシーンが。木元が岩渕にクスリを融通してもらうとかかなあ、と睨んだが、公式の4話あらすじを見ると、ちょっと違うな。
