日産は何をしているのか

自販連（日本自動車販売協会連合会）の統計データに、「乗用車ブランド通称名別順位」というのがある。毎月の国内車名別の販売ランキングである。ただし、軽自動車は含まれない。ニュースサイトなどで販売台数の話をしてたら、まずだいたいここの数字を引っ張ってきている。

http://www.jada.or.jp/contents/data/ranking.html

今年の数字を見ていて一番気になるのは、日産ノートとセレナの数字が妙な動きをしていることだ。トヨタ勢を抑えてノートが1位をキープし、セレナも3～4位につけている。決算月だからか、3月のノートは1万9千台も売れている。しかし、4月はガクンと落ちて7800台で3位転落。ライバルの1位アクアも落ちてはいるが9000台なので、ノートの不自然な落ち方が目に付く。

ノートは2017年の年間販売ランキングでアクアを抑えてコンパクトカー1位になっている。自販連の年間データは1～12月のと4～3月のがあり、この3月の大攻勢は4～3月の合計で1位になりたかったのではないか、と僕は見る。2017年4月～2018年3月の両者の戦いはノートがわずか2220台の差で勝利。

まあ、登録車1位は不動のプリウスなんだけど。

もっと言えば軽自動車はもっと売れてるかもしれないんだけど。


2018年3月のトップテン。ノート売れ方が異常。セレナも。


4月のトップテン。多分これが普通の順位。


今日発表された5月のデータ。アクアの強さも異常だけどなー。


大接戦の末にノートが勝利した4〜3月期の合計ランク。どれだけ販売報奨金（？）を積んだのか。