濡れ落ち葉の時事川柳

過去13年・・・
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「日のワーゲン 排ガス違反で おわびセール」

2016年05月18日 | 時事川柳
ディーゼル車の排ガス規制逃れが発覚した独フォルクスワーゲン(VW)日本法人は17日、信頼を取り戻す一環として、主力3車種の価格を引き下げて売り出した。より多くのお客と接点を増やすためとするが、事実上の「おわびセール」と言えそうだ。新たな価格設定をしたのは、小型車「ポロ」(消費税込み199万9千円から)、ハッチバック車「ゴルフ」(249万9千円から)、ステーションワゴン「ゴルフ ヴァリアント」(294万9千円から)。ポロは価格改定前は228万4千円が最も安かった。


「米英も 蜜月破壊 トランプは」

2016年05月17日 | 時事川柳
14日午後0時米大統領選で共和党指名候補になることが確定した不動産王ドナルド・トランプ氏は、16日に放映された英テレビITVのインタビューで、大統領になってもキャメロン英首相とは「良い関係を築けなさそうだ」と語った。トランプ氏が唱えるイスラム教徒の一時入国禁止案を批判したキャメロン氏の発言に反発したもの。キャメロン氏は昨年12月の英議会で、トランプ氏の案について、「あつれきを生み、おろかで間違っている」と発言。最近も発言の撤回を拒否している。トランプ氏については、イスラム教徒初のロンドン市長に今月就任したサディク・カーン氏も、「イスラム教に無知だ」と批判。これに対し、トランプ氏はインタビューで、「失礼だ」と強い不快感を示した。


「車掌室 居眠り多発の 揺りかごに」

2016年05月16日 | 時事川柳
14日午後0時15分ごろ、東京駅で成田空港発池袋・大船行き成田エクスプレス16号(12両編成)が到着してから約30秒間、ドアが開かないトラブルがあった。JR東日本によると、40代の男性車掌の居眠りが原因という。JR東日本では今年に入り、在来線の運転士や車掌が走行中に居眠りしたり、スマートフォンを操作したりするなどのケースが相次いでいるとして、JR東の冨田哲郎社長が今月10日の定例記者会見で謝罪したばかり。JR東広報部は「お客様に不信感や不安感を与えたことを深くおわびし、信頼回復に向け、指導を徹底する」としている。

「四面敵 北が露ヨットを 拿捕・曳航」

2016年05月15日 | 時事川柳
ロシア外務省は14日、日本海で5人が乗ったロシアのヨットが北朝鮮の沿岸警備艇に拿捕(だほ)され、金策に曳航(えいこう)されたと発表した。ロシアは北朝鮮に拿捕の理由を説明するよう要求、自国の外交官が金策(キムチェク)で乗組員と面会できるよう要請している。ヨットは韓国の釜山からロシア極東ウラジオストクに向かっていた。北朝鮮の沿岸から約150キロ離れた同国の排他的経済水域(EEZ)内で13日に拿捕されたという。

「ミストより 木陰が優ると 猛暑には」

2016年05月15日 | 時事川柳
2007年8月に当時の国内観測史上最高気温の40・9度を観測した岐阜県多治見市で、猛暑の原因究明に取り組む筑波大学計算科学研究センターの日下博幸准教授らが、昨年度の現地調査結果の報告会を開いた。体感温度を下げるには、ミストの噴射より、木陰に入る方が有効と分かったと報告、緑地帯の設置などを求める文書をまとめ、今秋にも市に提出する方針だ。

「中産肉 ドーピング違反の 剤含み」

2016年05月14日 | 時事川柳
中国産牛肉・豚肉を食べただけでドーピング違反になるなんて…「筋肉増強剤で汚染」と米NFLが注意喚起。米プロフットボール、NFLが今月、中国産とメキシコ産の食肉を食べないよう、選手らに注意を呼びかける通知を出した。両国で生産されている食肉に、NFLが使用を禁止している筋肉増強剤「クレンブテロール」が含まれている恐れが確認されたためだ。実はこの問題、少なくとも2010年の時点で、公になっていた。今回のNFLの措置は、未だに両国で対策が講じられていないことを物語っている。

「中産肉 ドーピング違反の 剤含み」

2016年05月14日 | 時事川柳
中国産牛肉・豚肉を食べただけでドーピング違反になるなんて…「筋肉増強剤で汚染」と米NFLが注意喚起。米プロフットボール、NFLが今月、中国産とメキシコ産の食肉を食べないよう、選手らに注意を呼びかける通知を出した。両国で生産されている食肉に、NFLが使用を禁止している筋肉増強剤「クレンブテロール」が含まれている恐れが確認されたためだ。実はこの問題、少なくとも2010年の時点で、公になっていた。今回のNFLの措置は、未だに両国で対策が講じられていないことを物語っている。

「民進へ 孤立の社民 分裂に」

2016年05月14日 | 時事川柳
社民党の吉田党首は12日の党常任幹事会で、民進党への合流を提案した。夏の参院選前に合流を実現したい考えだが、党内には消費増税や在日米軍基地問題などへの対応で溝のある民進党への合流に反対する意見も根強く、党分裂含みの展開もありそうだ。吉田氏は12日、国会内で記者団に、「民進党への合流も選択肢の一つ。5月末の党機関会議で参院選に臨む態度を決めたい」と語った。党内の理解を取り付けて、民進党の岡田代表と党首会談を開き、合流を申し入れる段取りを描いている。これに対し、社民党本部は「常任幹事会で(民進党への合流の)提案や決定は行っていない」とするコメントを発表するなど、党首の提案を否定した。

「三菱は 自工見放し 日産へ」

2016年05月13日 | 時事川柳
日産自動車と三菱自動車は12日、日産が三菱自に2370億円を出資する資本業務提携で合意したと発表した。日産が三菱自の第三者割当増資を引き受けて約34%を握る筆頭株主になり、三菱自を事実上傘下に収める。三菱自の燃費不正問題は、業界の大型再編につながった。両社が同日、取締役会で議決し、そろって記者会見した。日産のカルロス・ゴーン社長兼最高経営責任者(CEO)は「この関係は両社の潜在力を引き出し合い、相乗効果を生かした成長につながる」と話した。三菱自の益子修会長兼CEOは、燃費偽装についておわびした上で、提携は「信頼の回復、経営の安定をめざす上で重要な道筋」と語った。

「オバマの意 核なき世へと 被爆地へ」

2016年05月12日 | 時事川柳
オバマ米大統領の訪問決定を受け、被爆地では歓迎の声が広がった。広島県の湯崎英彦知事は11日、県庁で記者団に対し、「多くの皆さんが望んでいたことで、大変うれしい。大統領の決断に敬意を表したい」と述べ、「当然、地元としては被爆者の話は聞いていただきたい」と被爆者との面会が実現することを期待した。広島市の松井一実市長は市役所で記者団に対し、「『ヒロシマの心』を実感してもらって、恒久平和を確実なものにするため、(オバマ氏が『核兵器のない世界』を訴えた)プラハ演説の内容を一歩でも二歩でも進める決意をこの地で示してほしい」と語った。

「多種の質 求める教育 ゆとり捨て」

2016年05月11日 | 時事川柳
馳文部科学相は10日、次期学習指導要領の改定方針について、教育内容と授業時間を減らす「ゆとり教育」との決別を明確にする見解文書を公表した。これまで「ゆとり」か「詰め込み」かという二者択一の論争が目立っていたが、学習内容の「量」にとらわれる議論に終止符を打ち、焦点を教育内容の「質」に移す狙いがある。このため、馳氏は見解で「学習内容の削減を行うことはしない」と明記し、懸念の払拭を図った。馳氏は10日の記者会見で「教育の質と量について、現場に疑心暗鬼があり、方針をしっかり打ち出した」と語った。

「負の歴史と 文革展示を 習、封鎖」

2016年05月10日 | 時事川柳
中国南部・広東省スワトーで、経済や文化に壊滅的被害をもたらした文化大革命(1966~76年)の「悲劇」を伝える「文革博物館」が、地元当局によって封鎖された。文革開始から50年となる節目に共産党の「負の歴史」に注目が集まることを警戒したものとみられる。博物館は「歴史を鑑とするため」として、スワトー市元副市長の彭啓安さん(83)を発起人に建設され、2004年に完成。館内では、毛沢東が発動した武力闘争などで1000万人が犠牲となったとされる文革の教訓を記した掛け軸などを展示していた。

「正恩は 非核謳うも 核は保持」

2016年05月09日 | 時事川柳
北朝鮮の金正恩第1書記は6日から開かれている朝鮮労働党大会での活動総括報告で「共和国(北朝鮮)は責任ある核保有国として敵対勢力が核で我々の自主権を侵害しない限り先に核兵器を使用せず、世界の非核化を実現するため努力する」と主張した。朝鮮中央通信が8日伝えた。正恩氏は「祖国統一を実現するのは、最も重大で切迫した課業だ」と強調した。そのうえで韓国との関係改善に意欲を示し「様々な分野での対話と交渉を積極的に発展させ、相互の誤解と不信を解消し、祖国統一と民族共同の繁栄のために共に道を開かなければならない」とし、「まずは北南軍事当局間での対話と交渉が必要だ」と述べた。

「イスラムが ロンドン市政を 席捲か」

2016年05月08日 | 時事川柳
5日に行われたロンドン市長選挙は7日未明、最大野党労働党の下院議員でイスラム教徒のサディク・カーン氏(45)が、与党保守党下院議員のザック・ゴールドスミス氏(41)を破り、当選した。難民危機やテロをきっかけに欧州各国で高まる反イスラム機運をはねのけ、史上初のイスラム教徒のロンドン市長が誕生する。イスラム教徒の市長は欧米の主要首都でも初めて。パキスタン系移民の父を持つカーン氏は人権派弁護士出身。当選後の演説で同氏は「ロンドンが恐怖ではなく希望を、分断ではなく融合を選んだことを誇りに思う」と語り、宗教などの偏見にとらわれず選択した市民をたたえた。

「安倍・プーチン 支援と四島 天瓶に」

2016年05月07日 | 時事川柳
安倍首相は6日午後(日本時間6日夜)、ロシアのソチを訪問し、プーチン露大統領と会談した。日本政府は北方領土問題と平和条約締結交渉を前進させるための会談と位置づけており、エネルギー開発など日露両国の新たな協力計画案を提示、関係強化を図る。年内を目指すプーチン氏来日に道筋をつけられるかどうかが焦点だ。プーチン氏は会談冒頭で「日本はアジア太平洋地域における非常に大事なパートナーだ。政治、経済分野で諸問題があるが、首相の訪問により共同作業ができる機会となると期待している」と述べた。これに対し、首相は「今日は平和条約締結問題を含めた政治外交、経済、文化など2国間の課題、国際社会が直面する課題について、胸襟を開いて話し合いたい」と応じた。