功山寺決起

第158回 独立講演会@東京に当選しました。㊗️

西暦2024年は、運命の年(2022/11/28)

2022-11-28 17:57:03 | On the Road
( 台湾国防軍の陸軍戦車。ただし現役ではありません。
 台湾国民の意識を高めるために、旧型戦車を、中国の侵略を防ぐ最前線に展示してあります )

▼台湾は、ことしの統一地方選挙で蔡英文総統が敗北を喫したあと、1年を置いて、西暦2024年1月に総統選挙を迎えます。
 蔡英文総統は、中国の習近平国家主席と違ってルールを守るので、3選禁止の規定通りに出馬しないとみられます。

 蔡総統が誰を、後継に立てるのか、あるいは蔡総統が、後継選びにどれくらい影響力を発揮できるのか、その後継が中国共産党に対してどんな姿勢をとるのか、そしてもちろん、果たして当選できるのかが焦点です。

台湾はこれからどうなるのか

台湾はこれからどうなるのか

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼西暦2024年は、運命の年です。
 9月に、実質的に日本の宰相を選ぶ、自由民主党総裁選挙です。
 11月に、アメリカ合州国の大統領選挙です。
 台湾の総統選が、その皮切りとなるのです。

このエントリーにて、「魂からやり直す国造り」と題し兵庫県の北と南で、主権者・国民にお話をしたことをみなさんに報告しました。
 その文中で「国政には、魂がなければならず、その魂とは、国家観、歴史観、人間観だ」という趣旨を記しました。

 ほんとうは、政権をつくり、維持するにはもうひとつ、あるのです。
 それは政局観です。

 政局観とは、人事から、党内力学の掌握、他党との関係調整、そして地域情勢と世界情勢の活用まで、非常に幅の広い政治センスのことです。
 蔡英文総統というひとは、実は、その政局観、政治センスに長けたところのある人だと考えています。
 かつては弱々しいイメージでしたから、意外でしょう ?
 前述の諸点すべて、とは言いません。ただ、台湾にとっては肝心要のところを、よおくご存じであるとは言えます。

▼これから台湾がどうなるか。
 それは、蔡英文総統の政治センスと、習近平国家主席の政治センスの凌ぎ合いにかかっています。
 独裁政治であっても、政局観、政治センスは欠かせないのです。ただし、民主主義政治とはまったく異種の政治センスです。

 この政局観というやつ、日本の民主主義政治でも、決定的な要素のひとつです。
 さて、岸田総理にそれがあるか、たった今すでに、それが問われています。

▼あす29日火曜に、「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の収録が、今のところは、可能な見通しです。
 台湾については、そこで詳しく話します。




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総理官邸を訪れて(2022/11/28)【速報版】(7時にUPしようとしたらgooに阻止される)

2022-11-28 16:11:25 | On the Road
▼再登板後の安倍政権時代、「日本の尊厳と国益を護る会」 ( 護る会 ) が総理官邸を訪ね、安倍総理にお会いすることになりました。
 ・・・と簡単に書きましたが、護る会はあくまでも任意の議員集団です。
 総理官邸を訪れて、官房長官や、官房副長官に申し入れをするならまだしも、総理となるとふつう、実現しません。
 安倍総理ご自身がOKしてくれていても、官邸の実務担当官らすべてが納得しないと、動かないのです。

▼そのうえに、この時の総理交渉のテーマが「皇位継承を父系一系にて安定させること」という極めて重いものでしたから、さらに困難でした。

▼長く粘り強い交渉で、ようやく実現が決まりました。
 当日、代表のわたしは、わたしなりのモラルとして、一番乗りをしました。
 それが写真です。

【推敲しました】  安倍晋三・元内閣総理大臣のたいせつな遺志がここにあります

【推敲しました】  安倍晋三・元内閣総理大臣のたいせつな遺志がここにあります

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road



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対コスタリカ敗戦 (2022/11/27)

2022-11-28 07:02:40 | On the Road
▼仕事をしながらではありますが、みなさんと同じく高い関心を持って、WCサッカーのコスタリカ戦を視ました。
 ふたつの敗因を強く感じました。
 しかし、にわかファンの類いなので、余計なことをあまり言わない方がいいと思います。

対コスタリカ敗戦  ふたつの理由を感じました  にわか評論ではありませぬ  個人的に教訓にしています

対コスタリカ敗戦  ふたつの理由を感じました  にわか評論ではありませぬ  個人的に教訓にしています

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼一方で、ぼく自身の日々の戦いにとっても、非常に貴重な参考になっています。
 だから、すこしだけ書いておきます。

 個人名とかを一切、避けて申せば、ひとつは『先の目的を意識しすぎると、目の前の勝負を誤る』ということではないでしょうか。
 それでも同時に、先の目的も考えねばなりません。
 つまりは、いわば『中長期の目標と、短期の課題突破のバランスをとった賢明な戦略』が不可欠という、たいせつな教訓でしょう。
 もうひとつは、『咄嗟の危機に臨むとき、中途半端な、甘えた判断は必ず、不運を呼び込む』ということを考えています。

 今回の負け試合で言えば、それぞれ個人名に当て嵌まります。それは申しませぬ。

▼そして、あまりに蛇足ながら、目指すのは決勝トーナメントへの進出なので、最後の勝負はまだこれからですね。
 みなさん、きょうの月曜も明るく、生きましょう。




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経済をめぐる情勢が敗因(2022/11/27)

2022-11-27 21:56:15 | On the Road
( 西暦2019年8月、台湾南部の高雄港にて。
 台湾国防軍の海軍戦闘艦です。
 中国軍はこのアジア屈指の大きな港、軍民共用のハブ港を爆撃する選択肢も持ち、作戦計画は練っていると考えます。
 実行するかどうかは、もちろん別問題ではあります )

台湾の蔡英文総統はなぜ負けたか・・・台湾の民衆が中国を選んだのか

台湾の蔡英文総統はなぜ負けたか・・・台湾の民衆が中国を選んだのか

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼このエントリーのタイトルに、あえて「台湾の民衆が中国を選んだのか」と記しました。
 しかし、いいえ、違います。
 すべての情報を総合し、経済をめぐる情勢が敗因だと、すくなくとも今のところは判断しています。

 台湾の多くの国民が、中国の独裁主義を嫌悪していることは変わりません。
 しかし中国共産党と習近平国家主席は、ウクライナ戦争でロシアが徹底的に、かつ悪辣に遂行している偽情報作戦も参考にして、執拗な情報工作をおこなってくると考えます。
 いや、それはすでに開始されています。
「台湾の大衆は、台湾独立論を嫌い、中国共産党の呼びかけを支持する民意を、台湾の統一地方選挙で明示した」という話を、多様な手段を使って、浸透させ、広めようと動いています。

▼日本も、民主主義の台湾を護るために、アジアの平和に対する責任を貫くためにも、この情報戦で正義が貫かれるように、戦わねばなりません。

 その意味でも「青山繁晴チャンネル☆ぼくらの国会」の次回収録で詳しく話します。
 次回収録は、29日火曜に、なんとか行いたいと思います。収録ができれば、その夜にアップです。





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台湾の統一地方選挙で、親中派が大勝(2022/11/27)

2022-11-27 17:54:30 | On the Road
台湾を含め、アジアの民主主義諸国から、秘かに注目の集まる海上自衛隊の巨大護衛艦。
 将官旗が翻る。
 そして、やがて艦載機を、艦の内部から飛行甲板へ上げるであろう大型エレベーター。
 いずれも許可を得て、撮影しました。ただし撮影は、今ではなく、西暦2017年の8月です)

台湾を支えてきた蔡英文総統の大敗北

台湾を支えてきた蔡英文総統の大敗北

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼台湾の統一地方選挙で、親中派が大勝したのは、ご存じの通りです。
 中国共産党、中国軍、それらの実権力を独占する習近平国家主席は、これを機に、大きく戦略も戦術も不正な工作も変えてくると考えます。

▼おりしも、中国国内では天下大乱が起きています。
 あれほど習主席が暴力と弾圧で抑え込んできたウイグル人の地で、ついに反独裁のデモが起きました。
 この独裁の危機をかわすためにも、台湾の新情勢を活かそうと動くでしょう。

▼きょう11月27日の日曜は、この台湾の選挙結果をめぐって、内外のインテリジェンスと情報を交換し、議論を交わすことに集中しています。

 民主主義の台湾を護らねばなりません。
 アジアの平和に責任を持たねばなりません。




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