墨古沢遺跡(すみふるさわいせき)は、千葉県印旛郡酒々井町墨にある、後期旧石器時代から近世にかけての複合遺跡。このうちの旧石器時代の環状ブロック群(墨古沢南Ⅰ遺跡とも)は、日本最大級のものとして2019年(令和元年)10月16日に国の史跡に指定されている[1]。
生涯学習課文化財班
住所:千葉県印旛郡酒々井町中央台4丁目10番地1
TEL:043-496-5334
環状ブロック群とは
旧石器時代の初頭(約3万8千年前~3万年前)、下総台地を中心に石器ブロックがドーナツ状にめぐる「環状ブロック群」が多く見られています。
これら石器ブロック同士は石器の接合関係や石材の共有が見られることから、同時にまたお互いに関係を持って存在していたことがわかっており、このことから環状ブロック群は大型獣の狩猟・解体を協力して行うため、石器・石材の交換や獲物に関する情報交換などを行うため、一時的に各集団が集まり集団間のつながりを確認したりするために環状集落を形成したものと考えられます。その中で中央の空間は獲物の解体や調理などの日常作業を行う「共有広場」として機能していたものと考えられます。
そして墨古沢遺跡などのような大型の環状ブロック群には100~150人が暮らしていたと推定されます。
埋め戻しなので何もないのは当然ですが、表記ぐらい必要でしょう。道を挟んだラーメン屋からはよく見える。