腸もれはしばらく前に取り上げた話題です。RFKJRのおかげで異性化糖は禁止になるかも知れない。
「果糖つまりフルクトースはグルコースよりも脂肪に変換されやすく、肝臓の脂肪蓄積と炎症の一因となる」とセティ博士は言う。
高果糖コーンシロップは、多くの加工食品や飲料に含まれる一般的なシロップである。 「果糖の大量摂取は、非アルコール性脂肪性肝疾患と強く関連していることが研究で明らかになっています」と、ハーバード大学とスタンフォード大学で学んだ肝臓専門医のスラブ・セティ博士は、インスタグラムでフォロワーに語った。
「フルクトースはグルコースよりも脂肪に変換されやすく、肝臓の脂肪蓄積と炎症の一因となる」と彼は言う。
セティ博士によれば、コーンシロップは、腸内細菌叢の組成の変化と腸管バリアの完全性の弱体化によって始まる多くの炎症経路を引き起こす。 そして、エンドトキシンのような微生物や毒素が門脈循環にアクセスすることを許し、脂肪沈着や肝臓の炎症の増加につながる。
肝臓に害を与えるだけでなく、コーンシロップは肥満や体重増加にも重要な役割を果たしており、心臓病や2型糖尿病、さらには腎不全など、多くの生活習慣病の原因となっている。
コーンシロップ
日本の食品の原材料名でよく果糖ブドウ糖液糖と表記されるものである。
1811年に、ロシア帝国の化学者K.S.キルヒホフが、ジャガイモのデンプンからシロップを抽出する方法を発見した。やがてシロップ製造は工業生産化し、アメリカでは1840年代まではジャガイモを原料として、1860年代以降はトウモロコシを原料として生産された。
1960年代に、酵素処理の過程でブドウ糖の一部を果糖に変換し、甘味度をグラニュー糖と同等に高めた異性化糖(高果糖コーンシロップ:HFCS)が発明された。現在では酵素分解を制御することで、粘度や甘味度を調整でき、業務用や一般用など用途別にグレードが存在する。