10日投開票が行われたスペイン総選挙(下院定数350)は、サンチェス首相率いる中道左派の与党・社会労働党が第1党の座を維持する見通しとなった。有権者の支持が分散したことで、政権発足は前にも増して困難を伴いそうだ。
開票率96%の集計結果によれば、社会労働党は4月の前回総選挙から3議席少ない120議席にとどまり、過半数に届かない見込み。
主要野党で中道右派の国民党が88に議席を増やす一方、新興極右政党のボックス(VOX)は改選前の2倍余りの52議席に躍進する勢いだ。
そもそもスペインとはどういう国か
スペイン憲法155条に「国家の統一を損なう自治州の政治活動は禁止する」という内容の規定があるが、
真っ向無視している。
【マドリード=白石透冴】スペイン総選挙の投票が10日朝(日本時間同日夕)、始まった。サンチェス首相が率いる中道左派の与党社会労働党が第1党を維持するものの、またも過半数に届かない見通しだ。経済が減速する中での生活支援策や、北東部カタルーニャ州の独立運動への対応が争点になっている。組閣が難航すれば、政治の混乱が続く恐れもある。
軍事的には
スペイン軍は陸軍、海軍、空軍、グアルディア・シビルの4つの組織から構成されている。国王は憲法によって国軍の最高指揮官であると規定されている。2001年末に徴兵制が廃止され、志願制に移行した。2007年の時点で総兵力は147,000人、予備役は319,000人である。
軍事費(防衛費)の対GDP比は日本と同程度の約1%内外[88]にとどまり、NATO諸国の中で比較しても低率な方ではあるが、イージス艦や軽空母・強襲揚陸艦、マルチロール機のユーロファイター タイフーン、レオパルト2EA6戦車など、他の主要先進国にも引けを取らない最新鋭の兵器を配備している。
なぜここまで軍事力が充実しているのかといえば、反共の砦だったから、最近では反イスラムの砦であり傭兵をビジネスにしてきたからだ。
治安警察
グアルディア・シビル(スペイン語:Guardia Civil、治安警察または治安警備隊)とは、国防省に属し、内務省が管理するスペインの準軍事組織(国家憲兵)である。
グアルディア・シビルの活動範囲は極めて広く独立した機動力がある。こういうところは縦割り行政を変えることのできない日本人は学ぶべきだろう。特に人口10,000人未満の都市における治安維持活動は絶対に学ぶ必要がある。
ハイウェイパトロール、交通取り締まり
麻薬対策
密輸対策
税関や港における入国管理
刑務所警備と囚人の管理
武器の所持許可とその管理
国境警備
爆発物処理
農村地帯および人口10,000人未満の都市における治安維持活動
対テロリズム
沿岸警備隊
国外大使館の警備
情報活動などを実行する公安警察部門
サイバーおよびインターネット犯罪対策
狩猟許認可と環境法の執行
近年では、2017年9月末から12月末にかけてカタルーニャ州に於けるカタルーニャ独立住民投票や独立運動を阻止するために、治安維持活動としてスペイン国家警察(Cuerpo Nacional de Policía,CNP)および陸軍・海軍と共にカタルーニャ州へ派遣された。その際、自治州警察であるモスズ・ダスクアドラと衝突を起こした。10月1日の投票日には投票を阻止するために非武装無抵抗の独立主義者に対し特殊警棒での殴打やゴム弾の発砲を行った疑惑が持たれており、国内外から批判を受けているが、時のスペイン首相であるラホイ首相およびスペイン内務大臣は暴行問題について否定した。
彼らは何を信じているのか?
約70.1%のスペイン人がカトリック教徒であると申告し、2.7%が他の宗教であると、そして約25%が無宗教であると解答している[2]。殆どのスペイン人は定期的には儀式に参加しない。同じ調査では宗教的であると解答したスペイン人の56%が年間で数回しかミサに参列しないと答え、9%が一カ月に数回は参列していると答え、16%が日曜日には毎回参列するか一週間につき数回参列するという結果が出ている[2]。スペイン人の大多数がカトリック教徒であるが、大抵の人々、特に若い世代は結婚前の性交渉や性的指向、避妊に関して教会の保守的な道徳の教理を無視している
スペインの夜明けはコロンブスのアメリカ大陸冒険の到達年1492年と同じ年グラナダを陥落した時に始まる。ここに781年にわたったイスラーム支配が終了した。1516年、ハプスブルク家のカール大公がスペイン王カルロス1世として即位し、スペイン・ハプスブルク朝が始まる。カルロス1世は1519年に神聖ローマ皇帝カール5世としても即位し、反宗教改革の擁護者となった。それから世界制覇のインカ黄金時代を経て転機は1767年2月の勅令により暴動首謀者として全土からイエズス会が財産没収のうえ追放された時。表向きのスペイン王国維持をしながらも国土は荒廃し農業が放牧により壊滅した。ナポレオン戦争が産業交易に止めを刺すという愚劣外交が決定的にスペインを小国にしてしまった。しながらスペインは欧州の一部として常に重要な政治的存在となっていた。その背景には貴族と王政を形骸化しながら戦費を調達したネイサン・メイアー・ロスチャイルド(Nathan Mayer Rothschild, 1777年9月16日 - 1836年7月28日)の存在が大きい。金の密輸も手掛け、イギリス政府が反フランス同盟国に送った軍資金の輸送も請け負って王政に食い込んだ。スペインが大陸封鎖に応じないポルトガルを攻めるためにナポレオンを通行させたのもイギリスの罠であった。ネイサンはパリの末弟ジェームスと協力して、イギリスからフランスを経由してピレネー山脈の向こうのイベリア半島で戦うイギリス軍司令官ウェリントン公爵のもとに金塊を届けた。一言で言えばスペインはロスチャイルドの密輸麻薬中継王国である。カタルーニャの独立も麻薬利権争いであろう。バルセロナは欧州一「コカインの使用が多い都市」である。
(CNN) スペイン北西部ガリシア地方の当局は25日までに、コカイン3000キロ以上を運んでいた潜水艦を摘発したことを明らかにした。薬物はコロンビア産とみられるが、詳しいことは現在も調査中だという。
24日にアルダン港の沖合で摘発された潜水艦は全長22メートル。当局は乗組員3人のうち2人を逮捕した。
治安警察の報道官によると、逮捕された2人はともにエクアドル国籍。現在残る1人の行方を追うとともに、潜水艦を海中から引き上げて徹底した調査を行っているという。
潜水艦の発見は「国際的な作戦」の成果で、スペインの税関、国家警察、治安警察が関与した。
米国でも6月と9月に、潜水艦を使ってコカインを運び込もうとした密売人が摘発されている。米沿岸警備隊のスティーブン・ブリッキー少佐はCNNに対し、中米や南米の麻薬カルテルが半潜水型の潜水艦を使って米国内に麻薬を持ち込むケースが増えていると指摘した。
これらの潜水艦は一度海中に潜ると見つけ出すのが困難で、事前の情報や航空機で上空から探すといった方策が必要になるという。