3000日

3000日前といえば、2009年の8月6日だが、会社は三年経ってやっと経営に専念することができる様になった頃。1500日にも一言書いた。

ベンチャービジネスは経営だけでなく見本や定石のない唯一の世界だから、ドラッカーだけではなくマキャヴェッリも参考にしたいと思った。ベンチャー経営は戦争でありマネッジメントである。目的のない戦争もあれば、敵の見えない戦争もある。支配のないマネッジメントもあれば、支配することだけが目的のマネッジメントもある。

例えばマキャヴェッリは堅固な城の建設を咎めた。投資の逆テコというものがある。イケイケよりも目立たずに成長するコツもある。ベンチャー経営とは極言すると個性である。やり方、コア、関係性という広がりを持つ事業の個性が何かということを意識して競争力の継続を管理することが肝要。

老舗でも新興企業でも大企業内新規事業でも同じことがいえる。まず他と同じでないことを知るには他と同じことを既存の土俵でしてみなければ、そのビジネスの違和感がわからない。その土俵でお客さんがほしいというものをやってみる。その上で商品サービスの違和感に意識を集中する。常識となってしまったものに対する違和感が個性を活かすチャンスであり、成長の源泉だということ。大手も老舗も忘れてはいけない。


ホンダジェットの80日間世界一周5億4千万円でも文字通り飛ぶように売れているホンダジェット。顧客の期待もより早くより快適に、ホンダの自動車がそうであったように個性を期待している。






1000日経ったらオリンピック。本当にできるのか？人生に二回同一都市のオリンピック開催国に居住しているとはなんと幸運なことか。