『不自然な宇宙』須藤靖
目次
まえがき―ラガッシュから見た宇宙
第1章 この「宇宙」の外に別の「宇宙」はあるのか?
第2章 宇宙に果てはあるのか?宇宙に始まりはあるのか?
第3章 我々の宇宙の外の世界
第4章 不自然な我々の宇宙と微調整
第5章 人間原理とマルチバース
終章 マルチバースを考える意味
著者等紹介
須藤靖[ストウヤスシ]
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授。1958年、高知県安芸市生まれ。東京大学理学部物理学科卒業。同大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了(理学博士)。専門は宇宙物理学、特に宇宙論と太陽系外惑星の理論的および観測的研究
同い年なんだね。 筆者も気づいているようにエヴェレットの観察者を含む重ね合わせ多世界解釈はポパーの科学議論の定義には沿わない。すなわち因果関係がまるで無い平行世界について仮説の誤謬を証明できない。falsifiability が無い。しかし魅力的な解釈だと思う。やはり我々の宇宙の果ては我々自身の論理的抽象化力、すなわち数学が決めている。
平行世界では今年死後25年になるアイルトン・セナ当時34歳(1994年5月1日に行われたF1サンマリノGPのレース中に事故死)も59歳になってるかもしれない。