働いたら負け

ニートのプライド、働いたら負け。

現代社会の本質を突いているだけに便利な言葉である。

しかしそのような自立した自己の自由を前提とする近代は終わりました。現実と一体化することが幸福という世界観がこれからの世界です、というかそうであるように中間層は強制されます。18世紀以来の社会の富の増大のおこぼれで経営的に自立しているかのような生活様式をほんの100年ほどかけて作り出し幻想の中に生きた中産階級やアイデンティティーを中産階級に置こうとしている大衆、すなわち中間層はやがて消滅するのです。

これからの個人は自分は空っぽでいい。もしもあなたが先祖代々から自立した自己の行動選択を続けてきたのであれば、あなたはその子孫ではない。
その系統は三代で滅んでいる。適応という「負けを飲み込んだ」先祖だけが子孫を残すというのがこの世の自然摂理なのだ。


滅んでいない一族は皇族か世襲財産を守れる貴族階級くらいです。

働いたら負けの諸君、どうぞその遺伝子を自ら滅ぼしてください。1%の社会占有者達の思う壺ですよ。負けを飲み込んでまずは働くしかないのです。そうしなければ、君たちの孫は家畜同然となっているだろう。2039年。