【ニューヨーク=小谷野太郎】仏食品大手ダノンが、ボトル入り飲料水事業を、日本の大手飲料メーカーに売却する方向で検討していることが9日、分かった。
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)が報じた。キリンホールディングスのほか、サントリーホールディングス、アサヒビールなどが含まれ、各社はダノンの水事業のすべてか、一部を買収する方向で、交渉を進めているという。交渉は初期段階で、合意に達しない可能性もあるが、成立すれば、買収額は50億~70億ドル(4000億~5600億円)になるとみられる。
ダノンの水事業は、「エビアン」や「ボルヴィック」などの有名ブランドを持ち、販売量では世界最大だ。世界市場でのシェア(占有率)は約12%。
ペットボトルは価格リスクが大きく儲からない。独占的地位にあるものが水を値上げするというイメージは選択できない
米ウォール・ストリート・ジャーナル紙(電子版)が報じた。キリンホールディングスのほか、サントリーホールディングス、アサヒビールなどが含まれ、各社はダノンの水事業のすべてか、一部を買収する方向で、交渉を進めているという。交渉は初期段階で、合意に達しない可能性もあるが、成立すれば、買収額は50億~70億ドル(4000億~5600億円)になるとみられる。
ダノンの水事業は、「エビアン」や「ボルヴィック」などの有名ブランドを持ち、販売量では世界最大だ。世界市場でのシェア(占有率)は約12%。
ペットボトルは価格リスクが大きく儲からない。独占的地位にあるものが水を値上げするというイメージは選択できない