周辺視野には通常使われない形で視神経が接続されている。ここでは感光細胞の約50%としか視神経はつながっていないという。それでは他の細胞は何をしているのだろう。それは見えるという脳内情報処理の初期段階の情報整理を行う。一種の多数決により視神経と結合した細胞に情報を渡す。これによりノイズを減らしている。ノイズとは、脳が見てはいけないものである。脳は生後の発達に伴って見るべきものを選別するようになる。個人差はあるが子供が大人に見えないものを喜んだりしている姿は、ノイズとして処理される「天使」のエネルギーを見ているのである。
したがって敢えてノイズに意識を移せば、見えるという束縛を超えて見えるものがある。