『創薬ベンチャーの上場廃止基準緩和も
2017年11月11日 19:00
経済産業省は医薬品開発を手掛ける上場ベンチャー企業の経営安定策を検討する。医薬品の開発には時間がかかり、多額の資金が必要。赤字期間の長期化で上場廃止のリスクにさらされやすい面がある。15日に経産省内に研究会を設け、今年度中に上場廃止基準の緩和や投資資金を呼び込む具体策を提言する。
マザーズやジャスダックに上場する主要バイオベンチャー企業は約30社で時価総額は合計1.1兆円。米国の60兆円(約160社)、韓国の7兆円(約40社)に遠く及ばない。直近3年の時価総額伸び率も41%増にとどまり、5倍超に伸びた韓国との差は大きい。
経産省は創薬関連のベンチャーへの資金供給は不十分とみる。日本では赤字や債務超過が続くと自動的に上場が廃止される。短期的な収益を求める個人投資家の比率も高く株価の変動も大きい。東京証券取引所などの意見を聞き、米国の事例も踏まえ指針をまとめる。』
創薬系赤字企業の時価総額はほぼ設立資金環境に比例すると言って良い。米国並みの環境にするにはVCのリスクマネーを呼び水にオートマチックにキャピタルコール可能なファンドを有望なVCにつけてレバレッジをかける方法が良いだろう。制度の前にまず資金を積んで見せよ。
2017年11月11日 19:00
経済産業省は医薬品開発を手掛ける上場ベンチャー企業の経営安定策を検討する。医薬品の開発には時間がかかり、多額の資金が必要。赤字期間の長期化で上場廃止のリスクにさらされやすい面がある。15日に経産省内に研究会を設け、今年度中に上場廃止基準の緩和や投資資金を呼び込む具体策を提言する。
マザーズやジャスダックに上場する主要バイオベンチャー企業は約30社で時価総額は合計1.1兆円。米国の60兆円(約160社)、韓国の7兆円(約40社)に遠く及ばない。直近3年の時価総額伸び率も41%増にとどまり、5倍超に伸びた韓国との差は大きい。
経産省は創薬関連のベンチャーへの資金供給は不十分とみる。日本では赤字や債務超過が続くと自動的に上場が廃止される。短期的な収益を求める個人投資家の比率も高く株価の変動も大きい。東京証券取引所などの意見を聞き、米国の事例も踏まえ指針をまとめる。』
創薬系赤字企業の時価総額はほぼ設立資金環境に比例すると言って良い。米国並みの環境にするにはVCのリスクマネーを呼び水にオートマチックにキャピタルコール可能なファンドを有望なVCにつけてレバレッジをかける方法が良いだろう。制度の前にまず資金を積んで見せよ。