ズビグニュー・ブレジンスキーはもう生きてはいないが、シュラフタ貴族のカチンの森虐殺の復讐がウクライナを戦線としたNATO・ロシア戦争であろう。ジョージ・ソロスとブレジンスキーの接点はどこにあったのか興味深い。
書籍名 | 秩序の喪失 プロジェクトシンジケート叢書-A WORLD OF IDEAS- |
著者 | ジョージ・ソロス, ズビグニュー・ブレジンスキー, マリオ・ドラギ |
出版社 | 土曜社, 2015 |
ISBN | 4907511159, 9784907511159 |
ページ数 | 160 ページ |
グローバリズムはブレジンスキーによって以下のように法則化されている。「相互依存は確固たる事実で、国境を超えた投資や人、商品の動きの自由化が世界経済の成長と民主主義を保証する。」(簡略にまとめた)
と、全く必然の自然的発展、不可避の結末と定式化して主張する。資本や商品(あるいは労働力)の自由な動きと民主主義は何の関係もない。
アシュケナージかスファラディかは不明だが、祖先がユダヤ人であるブレジンスキーの本地は、ウクライナに荘園*(現在のベレジャニ市)を持つポーランドの名門貴族のシュラフタ制度の貴族(ポーランドは出自に寛容な制度を持っていた)の名門だった。