防衛省は、今回の航行の意図を分析するとともに、中国海軍が東シナ海から太平洋にかけて、活発な活動を続けているとみて警戒している。
今回は懸念を伝達に止める。
見守り系 基本利害対立がない建前だが解釈によっては従来見解との齟齬があるよと教えてあげる＝何もしない
推移を見守りたい < 対応を見守りたい < 反応を見守りたい
懸念系 現状変更には利害対立が生じる可能性があるので実力はないが言っておく 強さで調整
懸念を伝達 < 懸念を表明する < 強い懸念を表明する
遺憾系 懸念系の積み重ね利害対立の経緯を踏まえて遺失利益に関心があると言っておく 強さで調整
遺憾の意を示す < 遺憾の意を示す < 真に遺憾である < 甚だ遺憾である
日本政府には遺憾及び懸念のバリエーションはあるが、いずれも最後通告ではない。日本相手ならば同じ行為を9回やっても大丈夫。
［東京 ２１日 ロイター］ - 岸田文雄首相は２１日、東シナ海の日本と中国の地理的中間線の西側に中国が新たな構造物の設置を進めていることについて、極めて遺憾で認められないと批判した。東シナ海の資源開発に関する「２００８年合意」の交渉再開に早期に応じるよう、中国側に強く求めたことを明らかした。
岸田首相は訪問先の京都市で記者団に対し、「中国が同海域において一方的に開発を進めるということは極めて遺憾であり日本側としては認めることができない」と述べた。日本は外交ルートを通じて中国に抗議した。
なぜこう言う表現が多いかというと、時間稼ぎをしている間に外務省人事交代で問題から解放されるからですね。この真逆が北朝鮮や中共シナの外交。前者では無慈悲な鉄槌をとか、後者では対置法のバリエーションが多く踏み込んだ表現が楽しめる。多くは外交的意味はなく自国民と党幹部に対するゴマするである。そもそも中国外交部は党の演劇であり、見栄を切ってることに芸術性を追求する現代の京劇である。これを通常の渉外とみてはいけない。
外交部の華報道官は記者会見で、「米側は最近『疑念』を抱きすぎている。そうした疑念の一つ一つは最終的に事実だと証明されただろうか？」とし、「米側の一部の人々は、SF映画の大家になれると私は思う。なんら事実の証拠がないまま捏造したこれらの見解は全くのお笑い草と言うしかない」と述べた。
「このところ米側の一部の人々が再び言い古された主張を持ち出し、『一帯一路』イニシアティブを非難し、そのイメージを汚そうとし続けている。彼らは言い飽きていないようだが、我々は聞き飽きた。私は彼らに再度注意を促したい。デマを流す自らの能力を過大評価してはならず、他者の判断能力を過小評価してはならない」
ポンペオ米国務長官がインタビューで、「中国企業では情報セキュリティーが確保できない。華為技術（ファーウェイ）を使用する限り、プライバシーやデータ保護を保証できない」と再び発言。6月10日、外交部の耿報道官は、「ポンペオ氏はどこに行っても必ず中国について語る。残念なことに、こうした発言は嘘と謬論に満ちている。6月6日時点で、ファーウェイは世界30ヶ国で5Gの商業契約を46件手にしている。この中には米国がこのところしきりと老婆心から説得してきた一部の同盟国や欧州の国が含まれている。ただそれらの国々の名前は耳にした誰かが心を痛めるだろうから、具体的には挙げないでおく」と述べた。
合意に達しなかった場合、中国に追加関税を課す」と発言。外交部の耿報道官は翌27日の定例記者会見で、「中国は中米間の経済貿易摩擦の対話と協議による解決を一貫して主張しているが、同時に自らの正当で合法的な権益は断固として守る。米側が中国側に追加関税を課すと威圧しても、中国国民を脅かすことはできない。中国人は邪を信じず、プレッシャーを恐れず、その手口に乗ったことなどないからだ」と述べた。
「香港独立」芸能人の何韻詩（デニス・ホー）が中国を国連人権理事会から除名すべきだと声高に主張したことに対し、7月9日、外交部の耿報道官は、「中国を除名したいというのだろう？それは馬鹿げた考えであり、そんな事が可能だと思っているのだろうか。彼女はやや身の程知らずだと言うしかない」と述べた。
「米国は世界における自由の灯台を自称しているが、この灯台の明るさは大したことがないようだ。米国は中国と全世界の問題を解決するとも発言しているが、そんな大言壮語もあまり恥とは思っていないらしい。米国にはその責任はなく、またその権限も授けられていないばかりか、その能力もなく、またそのレベルにもない。まずは自国の問題をしっかり解決してからにすべきだ」と述べた。
それでも青木率が100を超えている。
奇跡的にアホアホ戦略が成功している。
