公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

映画 二人のローマ教皇

2020-01-04 21:38:00 | 絵画
Netflixでは公開されているらしいが、暇だから映画で鑑賞した。システィーナ礼拝堂での対話が美しく印象的な映画。歴史はそれほど美しく無い。教えられることもある。日本語表示は大国と言っていたが、明確にロシアや中国が教皇に会いたがるのは終身身分だからというセンスで見たことはなかった。終身身分といえば日本の天皇だが、昨年の譲位はそういう弱体化の意味があった。
歴史上のフランシスコの役割が教皇機能の政治=営業と官僚システムの分離なのだ。
日本人には分かりにくい。まずチリ1973年9月11日ピノチェト政権のテロは当時の日本共産党の宣伝である程度知っていても、アルゼンチンワールドカップの頃のアルゼンチンを知らない。ビデラ政権は対ゲリラ戦略として採用し、反体制派、およびゲリラとみなされたものを非合法的な手段で徹底的に弾圧した。これにより、主だった都市ゲリラは壊滅し、治安維持に大きな成功を収めたものの、この過程で秘密裏に「行方不明」になった者は9,000人から30,000人にも上り、国民統合に大きな禍根を残したと言われる。













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