オスロ合意

『パレスチナ暫定自治政府のアッバス議長は、国連総会での演説で、イスラエルとの和平交渉の基礎となった１９９３年の暫定自治合意、いわゆるオスロ合意を破棄する構えを見せ、一方的に占領地での入植活動を進めるイスラエルに強く警告しました。』NHK

オスロ合意とはなんだろう？


1.イスラエルを国家として、PLOをパレスチナの自治政府として相互に承認する。

2.イスラエルが入植した地域から暫定的に撤退し5年にわたって自治政府による自治を認める。その5年の間に今後の詳細を協議する。

2000年のキャンプ・デービットの交渉も、「占領地の全面返還」を要求する国連決議とはかけはなれたものであったため、アラファトは合意できなかった。事実上これで終了している合意がオスロ合意であり、終始ビル・クリントンの政治ショーであったという見方もある。
オスロ合意など必要ないのが、パレスチナ政府側の言い分だ。2つの決議さえ反故になっている。

総会決議181 （1947） 英国委任統治終了に際し、パレスチナをアラブとユダヤの二つの国に分割し、エルサレムは分離して国際管理の下に置くというパレスチナ分割案決議。

総会決議194 （1948）イスラエル独立戦争によって65万人のパレスチナ難民が発生したことを受け、難民が帰還する権利を決議。

この決議を前提に入植が拡大することなどありえないはずが、パレスチナの抵抗が話し合いを不成立にしているというお伽話を、時間が稼げる間、信じこませるための政治ショーがオスロ合意。こういうものに平和の願を掛ける人が世界にいること自体が不幸だ。

『　【エルサレム共同】イスラエル政府は２８日までに、エルサレムで続くパレスチナ人による投石などに対抗するため、市民の生死に関わるような危険がある場合、治安当局が銃撃することを許可する方針を決めた。死傷者が増加すれば双方の対立が激化する恐れがある。

　イスラエルのネタニヤフ首相は２４日の治安閣議で「（市民の）生命の危機に直面した場合、撃つことが許可される」と述べ、投石に対抗するため銃撃の基準見直しを決めたと表明した。これまでは治安当局者自身が命の危険にさらされた場合のみ銃で撃っていた。　』


スノーデンの爆弾発言