公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

「クリトン 」ソクラテス

2015-08-01 20:42:23 | 今読んでる本
クリトン:で、その夢はなんと言っていたんだい。
ソクラテス:とある女性が僕のそばに来たんだ。色白で美しい人だったよ。服も輝いていた。それで、僕を呼んでこう言ったんだ。
 「ソクラテスよ、三日目にそなたは幸おおきフティアに着くであろう。」
クリトン:とっても不思議な夢だね、ソクラテス。
ソクラテス:そうかね、全くはっきりしているとは思わないか。
ーーーアテネの国法曰く、

『。我々のもとにいながら、なお我々を裏切ることは、三つの点で間違っているのだ。第一に、生みの親たる我々に背いていること。第二に、育ての親たる我々に背いていること。第三に、我々のいうことに従うという契約をしておきながら我々に背いていること。しかも、我々が間違っていると認めるように説得することもしていないのだ。』


国を愛せないのなら出て行けば良いのだ。国法が間違っているのなら国民も間違っているのだ。出ても行かず、間違いも糺さず国も愛せない者たちは家外の家族だと思う。

お目休め



お目休め


死とはこのようなもの。そう理解していれば、ソクラテス同様動揺は無い。ソクラテスにはなれなくても、同様の覚悟は等しく死の訪れに試すことができる。
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