過去は忘れる 失敗ばかりでなくこれからの成長を見てほしいということだが ほとんどゲームセットである。
ソフトバンクグループは30日、29日に公表した定時株主総会招集通知の内容に誤りがあったとして訂正を発表した。みずほ銀行からの借入額は3月末時点で1兆3851億円としていたが、正しくは9122億円となる。訂正後の同行からの借入額は前年同月比53%増だった。
差額は孫正義の借入額か?
過去の投資先で成長の虎の子と位置づけられるARM Holdings は 英国の中国包囲網の中で間接的にアリババの影響下にあるソフトバンクGの保有は技術デカップリングの障害と看做されるだろう。
在中国アメリカ商工会議所が2019年10月に実施した調査では、対象企業の66%が「米中経済のデカップリング(分断)は不可能」と回答した。しかし今回の調査では、同じ回答の比率が44%に低下。「デカップリングは加速する」との回答が20%に増え、「デカップリングは後退する」はゼロだった。
[22日 ロイター] - 英国のジョンソン首相は、次世代通信規格「5G」の通信網構築で、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の参入余地を制限する方針だ。英紙デーリー・テレグラフ(電子版)が22日、伝えた。
今年1月に限定的な参入を容認する方針を示していたが、新型コロナウイルス危機で方針を修正したもようだ。これに先立ち、英紙タイムズは、ジョンソン首相が、新型コロナ危機を踏まえ、必要不可欠な医療用品などの調達で中国への依存をやめる計画の策定を指示したと伝えていた。
英首相官邸はコメントを差し控えた。ファーウェイのコメントは現時点で得られていない。
アレックス・コンラッドによる独占インタビュー、巨額の赤字で揺れるソフトバンクグループCEOの孫正義の独占イタビューを一部お届けする(取材は3月)。
「過去は忘れてください」
3月上旬、マンハッタンのレストラン。孫正義は、隣に座ったブラックロックのラリー・フィンクを含む運用総額数兆ドルの聴衆──世界的大手のアセットマネジャー20人──を前にそう言った。
「厳しい時期ではあります」と、“聴衆”の目を見ながら孫は認める。この前日には、Forbesにもう少し長い説明を行っていた。「ウィーワークを高く評価しすぎたし、創業者を信頼しすぎた。しかしそのウィーワークでさえ、新たな経営者と新たな事業計画をもってすれば、まずまずのリターンを上げられると確信しています」。
20人の聴衆に向け、孫はビジョン・ファンドの出資先企業9社に次々とプレゼンをさせていく。「これらの会社はいま、どこよりも先行している。これは始まりです。これから何が起こるのかを皆さんに見ていただきたい」。TikTokを運営するバイトダンス、韓国のeコマース最大手のクーパン―彼らは確かに有望だ。孫は続ける。
「ソフトバンクの状況は苦しい。そう見られているようですが、私たちは変わらず成長を続けます」