公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

ゾフルーザ寿命短かったな

2019-03-13 06:54:15 | 経済指標(製造業)
ゾフルーザ(バロキサビル)に早くも耐性株伝播。

新薬成長の製薬業もいよいよ終焉。これからは予防と生活の提案時代。病院ではなく予防院。メタゲノムサービスが予防院の主流になる。
国立感染症研究所の発表は細かいので、抜き出すと
《2019年2月には国立感染症研究所において、生後8か月の乳児からPA I38T耐性変異ウイルス(A/神奈川/IC18141/2019)が検出された。患者は発症翌日に医療機関を受診し、オセルタミビルの投与が開始された。受診時には38.9℃の熱があったが、オセルタミビル投与翌日には37℃台後半に、翌々日には37℃以下に下がった。検体採取前には抗インフルエンザ薬の投与を受けておらず、バロキサビル未投与例であったが、発症前日に兄がインフルエンザを発症しバロキサビルの投与を受けており、兄弟間での感染伝播の可能性がある。
PA I38T耐性変異はバロキサビル投与に起因する変異であると考えられているため、上記3名のバロキサビル未投与患者から検出された3株のPA I38T耐性変異ウイルス(A/三重/41/2018、A/横浜/87/2018およびA/神奈川/IC18141/2019)は、バロキサビル投与患者から感染伝播した可能性が示唆される。》




先日のカンブリア宮殿ではこんな風に褒められていた塩野義
《「手代木マジックと呼んでいて、手代木さんがやった一番大きなことは、研究開発を徹底的に変えたことです」(前出・山口さん)

手代木が目指したのは新しい薬作り、「創薬」に特化した会社。大手でも難しい新薬の開発をこの14年で7つも成し遂げた。自社開発率は、一般的な製薬会社が2~3割のところ、驚異の7割。自分で生み出すから、効率よく稼げるのだ。

「塩野義は製薬会社だと。製品を出して患者様にお届けしてお役に立つことが仕事であり、それが我々の存在している意義だということです」(手代木)》

《2018年10月~2019年1月の間に、日本国内の医療機関に供給されたバロキサビルは約550.9万人分と報告されており、昨シーズンの約40万人分から急増している。》国立感染症研究所の発表
これだけ使えばもうゾフルーザ単独の役目は終わり。使いすぎたし、終わりが早すぎる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Climate crisis is not only ... | トップ | ドルとペトロの戦い »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。