公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

AIのありなし

2016-11-09 09:04:33 | 経済指標(製造業)
『羽生 読みに関しての無駄の省き方というか、引き算としての洗練のさせ方、将棋でいうと大局観のような人間的なアプローチが急速に進歩していますね。以前の計算量で、精度の低さをカバーするといった足し算の世界とは変わったと感じました。』東洋経済

局面を見切ることができるAIはちょっと恐ろしい。見切りの基準をどこに置くのかで戦略は大いに変わる。営業もR&Dも実は見切りの時間軸将棋プラス囲碁のようなもので、基本的に優劣は時間が決定する半自動運転を争うゲーム。経営者のファクターは長期戦ほど事後的にしかわからない。まして年刻みの結果に一喜一憂するためには、直近の見切りから結果の出るまでの期間がせいぜい4週間ほどの飲食業とかアパレルには当てはまるが、R&Dを複数かませる製造業など年次には評価できない。

ただし、ゲームの局面と実業の局面は次元数が違うから最適解はまだまだ人間が導かなければならないだろう。ただし、成熟しすぎて次元数の落ちた産業(汎用品、コスト競争局面)はAIに戦略判断を任せた方がいいかもしれない。人間はもっとわかりにくいことに仕事をシフトすべきでしょうね。
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