追補
すでに内戦は始まっている。
米国は内戦への「古典的な道」を歩んでいるようだ-ダリオ氏が警鐘
Nathan Crooks
2022年2月4日 18:37 JST
左派も右派も「あらゆる犠牲を払って勝とうと争っている」
今は「特にリスクの高い時代」とリンクトインに投稿
巨額の赤字や大きな税負担、インフレ、政治の二極化を招いている富と価値観の分断という危険な組み合わせの中で、米国は「何らかの形」の内戦に向けて「古典的な道」を歩んでいるようだ-。世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエーツ創業者のレイ・ダリオ氏が3日、こう警告した。
同氏は「この内戦のダイナミクスに直面している超大国に挑む上で、外国が十分な強さを持ちつつあると同じ時期にそれが起きれば、特にリスクの高い時代となる」とソーシャルメディアのリンクトインに投稿。「それはわれわれが今いるこの時代だと思う」と付け加えた。
ダリオ氏は左派も右派も「あらゆる犠牲を払って勝とうと争っている」ため、穏健さと妥協する能力が失われていると分析。公の場での「真実の喪失」で一部の人々は公職に立候補したり発言したりすること「恐れる」ようになっているとも指摘した。
その上で、「こうした分断され敵対的な意思決定を生み出し、それが非効率かつ無秩序で、悪い結果と革命につながることが民主主義にとって最大のリスクだと歴史が示している」と論じた。
ここに来て米国バイデン政権のメッセージが変わり始めている。1、は継承しているが、2、3は捨てるどころか逆に意図的に交易条件を不利にして国境を無制限開放している。うまく行かなかったがプランデミックでロックダウンして企業を倒産に導くことと国民を永続的ワクチン接種への隷属を強いることには熱心だ。
民主党というトロイの木馬に忍び込んだ中共と伝統的フランクフルト派の合作にディープステートと渾名される国際金融資本とビックテックの巨額の活動資金を火薬にした戦争が行われている。全てはトランプ大統領の落選から始まった。選挙の公正さは盗まれたまま権力は共産主義者に移転したままである。
長期メッセージが一貫しているのがトランプ外交のわかりやすいところ。
1 米国🇺🇸国民のメリットのない派兵はやめる。
2 交易条件を米国🇺🇸産業に有利なものに変える。
3 国境を米国🇺🇸のための国境に変える。
在韓問題で言えば、米軍は朝鮮戦争で4万人以上の犠牲者を出している。そのような米国流正義歴史の再演はトランプの外交にはない。
トランプの外交が懐かしいくらい米国外交は弱体化した。このままでは、オバマ大統領が南沙諸島を自由にさせた以上に、バイデン大統領ならば太平洋の西側グアム島以西は中共に売り渡すかも知れない。台湾の制空圏が中共に渡れば、空母打撃群は二度と台湾海峡に姿を見せなくなるだろう。戦火があったとしてもミリー国防会議議長がばらしたように米中戦争はプロレスだから両国に損失はない。日本は交易上重要なシーレーンを守るために核武装しなければ独自の防衛網が根底から危うくなるだろう。
バイデンの招聘する民主主義サミットは国務省(米国の世界覇権に関係する利権管理者政府)が主導している。政治的には中国に抵抗しても、軍事的には何もできない。
国民のことなど考えてもいない局所最適化政治家タイプの岸田などに政権を任せていれば、日本政府は中共の都合に合わせたトロイの木馬となるだろう。
まずは北京オリンピック、人権、台湾 の3点セットでメッセージが必要。
【ワシントン=金杉貴雄、吉田通夫】バイデン米政権はオンライン形式で12月9、10日に主催する「民主主義サミット」に、台湾を含む約110の国・地域を招待した。国務省が23日までに招待リストを公表した。民主主義や人権を重視する国や地域との連携を強化し、「唯一の競争相手」で権威主義国家と位置付ける中国に対抗する狙い。
招待したのは台湾のほか、日本などの先進七カ国(G7)をはじめオーストラリア、インド、韓国、ブラジル、メキシコ、インドネシア、フィリピン、イスラエル、イラク、ウクライナなど。中国やロシアは招待されず、北大西洋条約機構(NATO)加盟国でありながら権威主義的傾向を強めるトルコやハンガリーもリストに含まれなかった。