バートランド・ラッセルは常識の偏見を雄弁に強調する者が大衆の支持を得て正確な認識を排除して来たと、以下のように小難しく述べている。
『賢明な人間だと思ってもらう一つの方法は 、その時代に流布している偏見を熱烈な雄弁で擁護し 、その修辞で自分の推論能力の不足や同情的理解ができなかった事実を覆いかくすことである 。偉大な著作家や偉大な雄弁家は 、このようなやり方でこれまで量り知れぬ害を世の中に及ぼしてきた 。』
ラッセルの指摘した計り知れぬ害は今マスコミに受け継がれている。マスコミが報道する行為自身は、その時代に流布しているか、あるいは自ら流布した偏見=常識とも言うモノ といかに新たにトップ屋が見つけた「真実」が一致あるいは類似している(同じではない)と言う誤った認識を日々再生産している。かつては党派や利害代弁者が『賢明な人間』を装ってやっていたことを報道と称して垂れ流している。一昨年の米国大統領選挙におけるCNNの『賢明』さの敗北は自ら認められないのか、不正投票があったとか、ロシアの選挙介入があったとか様々に新たな偏見を準備してPhotoshop報道を強化する余り自分たち自身を傷つけてしまった。
『時代に流布している偏見』がしばしば賢明な人の賢明さを強調する判断基準であると言うメカニズムは時代を経て比較することで一貫性の無さを暴露することが有効だが、それが可能になったのはネットに発言歴の動画やテキストが残る最近になってからのことだ。党派や利害代弁者であることを表示しながら意見を述べるべきではないと言う識者の常識は、自己矛盾的に破綻している。商品販売のステルスマーケティングと言う手法に有名な人物が報酬を隠して肩入れすることに強い拒絶を示して真っ先に叩いたのはネットウォッチャーであるが、マスコミはそれに乗っかって半端な有名人を叩いた。それであれば、同じ基準で自らの報道は共産党や中国の利害を最大配慮して代弁していると言明して臨め。(ほとんどのメディアは色分けされているので今さら不要とも思うが)放送法の改正に意見できる立場ではない。
このような『雄弁』な人々はいずれ隠れて暮らすことになることを知っているから、日本人は性急な修正を求めないが、組織は残る。ここが日本人の甘いところだ。
他方で専門家を自称する、大学研究者や原発技術者が、ぬけぬけと爆発時には発破弁を開けたと言い、その後も国民の税金を使いながら、すっかり専門家らしい原因と結果の分析を忘れているのは罪深いことである。現時点でTEPCOの公式の見解では、2011年3月14日午前4時8分使用済燃料プールの水温は84度、燃料上端まで水位が低下するのは3月下旬と予想していたにもかかわらず3月15日午前6時14分頃、4号機の原子炉建屋で水素爆発が発生。原因は3号機の格納容器ベント時に水素を含むベントガスが配管を通じて4号機に流入したためと言っている。3月23日の映像
水素爆発事故は色々事例があるが、大抵の場合火災がひどい、しかし4号機には燃えた形跡がない。専門家は水素爆発にしては火災熱量が少なく、内部塗装がそのままであり、破壊力がありすぎとは思わないのだろうか。
『賢明な人間だと思ってもらう一つの方法は 、その時代に流布している偏見を熱烈な雄弁で擁護し 、その修辞で自分の推論能力の不足や同情的理解ができなかった事実を覆いかくすことである 。偉大な著作家や偉大な雄弁家は 、このようなやり方でこれまで量り知れぬ害を世の中に及ぼしてきた 。』
ラッセルの指摘した計り知れぬ害は今マスコミに受け継がれている。マスコミが報道する行為自身は、その時代に流布しているか、あるいは自ら流布した偏見=常識とも言うモノ といかに新たにトップ屋が見つけた「真実」が一致あるいは類似している(同じではない)と言う誤った認識を日々再生産している。かつては党派や利害代弁者が『賢明な人間』を装ってやっていたことを報道と称して垂れ流している。一昨年の米国大統領選挙におけるCNNの『賢明』さの敗北は自ら認められないのか、不正投票があったとか、ロシアの選挙介入があったとか様々に新たな偏見を準備してPhotoshop報道を強化する余り自分たち自身を傷つけてしまった。
『時代に流布している偏見』がしばしば賢明な人の賢明さを強調する判断基準であると言うメカニズムは時代を経て比較することで一貫性の無さを暴露することが有効だが、それが可能になったのはネットに発言歴の動画やテキストが残る最近になってからのことだ。党派や利害代弁者であることを表示しながら意見を述べるべきではないと言う識者の常識は、自己矛盾的に破綻している。商品販売のステルスマーケティングと言う手法に有名な人物が報酬を隠して肩入れすることに強い拒絶を示して真っ先に叩いたのはネットウォッチャーであるが、マスコミはそれに乗っかって半端な有名人を叩いた。それであれば、同じ基準で自らの報道は共産党や中国の利害を最大配慮して代弁していると言明して臨め。(ほとんどのメディアは色分けされているので今さら不要とも思うが)放送法の改正に意見できる立場ではない。
このような『雄弁』な人々はいずれ隠れて暮らすことになることを知っているから、日本人は性急な修正を求めないが、組織は残る。ここが日本人の甘いところだ。
他方で専門家を自称する、大学研究者や原発技術者が、ぬけぬけと爆発時には発破弁を開けたと言い、その後も国民の税金を使いながら、すっかり専門家らしい原因と結果の分析を忘れているのは罪深いことである。現時点でTEPCOの公式の見解では、2011年3月14日午前4時8分使用済燃料プールの水温は84度、燃料上端まで水位が低下するのは3月下旬と予想していたにもかかわらず3月15日午前6時14分頃、4号機の原子炉建屋で水素爆発が発生。原因は3号機の格納容器ベント時に水素を含むベントガスが配管を通じて4号機に流入したためと言っている。3月23日の映像
水素爆発事故は色々事例があるが、大抵の場合火災がひどい、しかし4号機には燃えた形跡がない。専門家は水素爆発にしては火災熱量が少なく、内部塗装がそのままであり、破壊力がありすぎとは思わないのだろうか。