公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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ユーザーがリコールを要請するのは異例

2019-04-03 18:42:54 | 経済指標(製造業)
「世界最大級の半導体メモリー需要家である米アマゾンが、サムスン電子のDRAMについて品質問題を提起し、リコールを要請した」ちょっと前のことだが大騒ぎしたくないらしい。

ユーザーがリコールを要請するのは異例

昨年上半期の製造品 サーバー用DRAMらしい。第4四半期がディスプレー メモリ共に赤々らしいので、2億ドル程度の損失計上を見込むとかなり厳しい。

ラムリサーチ社が《発表した19年1~3月売上高予想は24億ドル(±1.5億ドル)と、中心値は前四半期比5%減程度。従来に比べて、WFE(Wafer Fab Equipment)市場に対する見方は悲観的なものとなっており、メモリーを中心に顧客企業の投資意欲の回復が遅れていることを示唆している。》

スーパーサイクルも縮少期に入っている。サムスンは大きな資金調達が必要になるかもしれない。独自の技術を持たないマーケティングとスピード依存経営は限界に達した。



【ワシントン=塩原永久】国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は2日の講演で、世界経済が「さらに勢いを失った」と述べ、1月に下方修正した世界全体の成長率予測を、再び引き下げる可能性を示唆した。景気リスクとして英国の欧州連合(EU)離脱問題や貿易摩擦などを挙げた。近い将来の景気後退入りは否定した。
 IMFは1月公表の世界経済見通しで、2019年の成長率を従来予想から0・2ポイント引き下げ、3・5%と見込んだ。20年も0・1ポイント低い3・6%とした。
 ワシントンで講演したラガルド氏は、成長鈍化の要因に「貿易摩擦の高まりと金融引き締め」を挙げ、企業が一段と設備投資に慎重になることを警戒した。
 米国と中国の貿易摩擦がさらに激化し、互いにすべての輸入品に25%の追加関税を課した場合、中国の国内総生産(GDP)が最大で1・5%減少し、米国のGDPも0・6%下押しするとの試算を示した。
 一方、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ一時停止などで、世界経済が「恩恵を受ける」と指摘。世界景気は19年後半から、不安定ながらも「いくぶん持ち直す」との見通しを示した。



2019/4/7 2:00 [有料会員限定]日経
人工知能(AI)やロボティクスで製造業のデジタル化が飛躍的に進む。ドイツ発の「インダストリー4.0」や「中国製造2025」など各国がデジタル革命を競う中、ものづくりの世界はどう変わり、日本勢はどう変革すべきか。1973年にプレハブ小屋で創業し、63件の買収で連結社員11万人の企業に育て上げた日本電産の永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)に聞いた。



要約すると、
ロボット ドローン 部品の減少がもたらす製造業は効率が5倍になり自動車はステータス品ではなく汎用品 コモディティーとなって価格は5分の1になる。工場の面積も要らないから都会消費地でカスタム製造できる。

政治リスクは1000倍になる。すでになっている。

必要なのはいい商品だけではない。良い変化だ。

過去の危機は日本を強くしてきた。生き残ったものは強い。製造業はなくならない。むしろソフトがなくなることを怖れよ。
以上

永守重信さんの言ってることはザッとこういうことです。

つまり製造業の環境変化を恐れるな。永守重信の柔軟な精神を継承せよ。

昔から変革の先頭に立つためには、自ら変化を感知することに長けていなければならない。織田信長も変化に興味を持つ若者だった。鉄砲だけでなく、火薬、兵糧供給を閉ざせば小国にも勝機がある。むしろ甲斐の武田のような遠隔地の大国は経済封鎖に弱い。ここまで考えて京の都とは反対方角の熱田を狙っていた。

今のトヨタは戦国時代の武田軍に相当する。裾野が広すぎる。永守重信が言うように部品数が減る打撃が最も大きいのがトヨタ生産方式だ。それ故にハイブリッド技術特許をオープンにしたが、方向を転換していないという意味で甲斐武田の行く末を重ねてみる。



やや戻してきたが、まだ低水準の亜鉛取引と思いきやかなり戻した。
三井金属は13日、亜鉛の国内取引の目安となる建値を9千円引き上げ、1トン37万3千円とした。2006-2008は中国の異常な買い。

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