『欧州委員会は13日、「一時的な国境管理は危機的状況の場合は例外的に可能」との声明』
これは理念のレベルでEU欧州連合が崩壊してしまったことを意味する。第一段階は始まったと私は考えている。これから先は誰にも計算出来ない政治と悲劇が待っているだろう。
ヘドリー・ブル『国際社会論――アナーキカル・ソサイエティ』による類型の2を捨てて3か4の段階に一歩近づいた。
1. システムであるが社会ではない 補 70年代の著作であるがこれはインターネットの出現を予見している
2. 国家の集合であるがシステムではない 補 これは国連などの国際協調組織のこと
3. 世界政府
4. 新中世主義
5. 非歴史的選択肢 補 破局ゼロベースからの無政府状態のこと
混乱と悲劇は誰にも計算できないが、逆算することは多様にできる。世界の中心はヨーロッパだから無縁とはいえない。
例外的に可能とした国境管理(国境を事実上廃止しているにも関わらず*)を通じてEUがもとのヨーロッパに戻りつつある。しかし同じヨーロッパはもう戻らない。メルケルのご都合で厄介なものを押し付けられる旧ヨーロッパの諸国はナショナリズムに火がつくことを極度に恐れている。人道(涙をさそう写真)の接着剤も長くは続かない。こういう時は共通の敵を明確にするしか無い。ISIS と呼ばれる人造国家を敵として21世紀のクルセードを始める条件の一歩手前までやってきた。これにより低迷する経済を低賃金労働者の移入を戦争と戦争景気の手駒として傭兵クルセードに転化するならば、一挙に念願の神殿が実現する。そう考える逆算もあるだろう。そのように3を夢想するだけでなく実行することの出来る4型将軍の現れないことを願う。いつも言うように次の次の戦争から逆算する知恵が必要。
*
シェンゲン圏(シェンゲンけん、英: Schengen Area、仏: Espace Schengen)は、1985年に署名されたシェンゲン協定が適用されるヨーロッパの26の国の領域。シェンゲン圏では渡航者が圏内に入域、または圏外へ出域する場合には国境検査を受けるが、圏内で国境を越えるさいには検査を受けないことになっており、この点で単一の国家のようになっている。
シェンゲン圏はアイスランド、ノルウェー、スイスといった欧州連合に加盟していない国が含まれているが、シェンゲン協定の法的枠組みであるシェンゲン・アキ(フランス語版)(仏: Acquis de Schengen)は、1999年のアムステルダム条約で欧州連合の法のアキ・コミュノテール(仏: acquis communautaire)に組み込まれている。アイルランドとイギリス以外のすべての欧州連合加盟国はシェンゲン協定を施行することが求められおり、ブルガリア、キプロス、ルーマニア以外ではシェンゲン協定やその関連規定が施行されている。シェンゲン圏は4億を超える人口を擁し、またその面積は 4,312,099 平方キロメートルにまで達している。
シェンゲン関連法令を施行することでシェンゲン協定加盟国間での国境検査は撤廃される一方で、シェンゲン圏と協定非加盟国との境界における検査は強化される。法令にはシェンゲン査証などのような、個人がシェンゲン圏内に入域することに関する共通の政策についての規定、圏外との境界における検査体制の調整、国境を横断するような警察・司法協力といったものがある。
空港やホテルにおける警察の認証チェックではパスポートや欧州連合が承認した国の認証カードも必要である。この要件については協定に加盟する国ごとで法令が異なっている。
エルサレムの聖地で3日連続衝突
9月16日 8時50分
『中東のエルサレムにあるイスラム教とユダヤ教の聖地で、イスラエルの治安部隊とパレスチナ人が3日続けて衝突して多数のけが人が出ており、パレスチナ側やアラブ諸国が強く反発しています。
エルサレムの旧市街にあるイスラム教の聖地「ハラム・アッシャリフ」はユダヤ教にとっても「神殿の丘」と呼ばれる神聖な場所です。イスラエルの治安部隊は今月13日以降、3日連続で聖地に入ってモスクを一時、封鎖するなどの異例の対応を取っており、これに対してパレスチナ人が投石や花火などで抵抗し衝突が続いています。
エルサレムの赤十字組織に当たる赤新月社によりますと、3日間でパレスチナ人168人がゴム弾で撃たれるなどしてけがをしたということです。一方、イスラエルの治安部隊の少なくとも6人がけがをしたということです。
聖地では現在、イスラム教徒にだけ祈ることが認められていますが、一部の強硬なユダヤ教徒は現状を変えるべきだとして訪問を繰り返しています。
連日の治安部隊による措置はユダヤ暦の新年を迎え、聖地を訪れる多数のユダヤ教徒の安全を確保するためだとみられます。こうした措置に対してパレスチナ暫定自治政府のアッバス議長をはじめヨルダンやサウジアラビアなどアラブ諸国も強く反発しており、聖地を巡る緊張が高まっています。
米「深く懸念」
アメリカ、ホワイトハウスのアーネスト報道官は15日の記者会見で「深く懸念している。暴力行為を強く非難する」と述べ、すべての当事者に自制するよう求めました。
ホワイトハウスによりますと、この問題を巡ってアメリカのバイデン副大統領は15日、反発しているヨルダンのアブドラ国王と電話で会談し、緊張が高まっていることについて懸念を示したということです。そのうえでバイデン副大統領はすべての当事者が挑発行為を自制すべきだと伝えたということです。』NHK米国の態度はイスラエルのイスラム聖地占拠を容認している。
世界宗教は2040年に向かって聖典と聖地に還ろうとしている。ちょうどイエズス会創設後500年の年、ユダヤ教が新教ローマカトリックを正式に吸収し新しい宗教的権威が統一される。すなわち何が神の祝福で何が神の裁きなのか、戦争の意味とその祝福を一神教の盟主ユダヤの最高権威イエズス会が500年間隠していた本性を現して一つの神の信教を取り仕切ることになる。
【パリ=竹内康雄】スペイン北東部カタルーニャ州の州議会選(定数135)は27日投開票され、スペインからの独立を主張する勢力が72議席を獲得し、過半数を上回った。独立派はこれを弾みに実現にこぎ着けたい考えだが、中央政府のラホイ政権は断固認めない方針だ。独立派が今後、どう動くかが注目される。
独立派のマス州首相は27日夜、「イエスが勝った。民主主義が勝利した」と宣言した。州首相は議会選をカタルーニャ州のスペインからの独立を問う「住民投票」と位置づけ、勝利すれば「18カ月以内」に独立を宣言すると公約していた。
選挙管理委員会によると、独立を主張する政党連合が62議席を獲得。独立推進派ながらこの連合に加わらない急進左派のCUPは10議席を確保した。州首相は独立への信任が得られたとして、手続きを進める構えだ。CUPに協力を求めるとみられるが、両グループは独立問題以外での主張の隔たりがあり、協議は難航する可能性がある。
一方、中央政府のラホイ政権はカタルーニャの独立は断固認めない立場だ。カタルーニャ州はスペインの国内総生産(GDP)の2割を生み出す豊かな地域で、スペインの分裂を簡単に認めるわけにはいかない。ラホイ首相率いる国民党の報道官は27日夜、「明日以降もカタルーニャは今まで通りだ」と述べた。スペインでは12月に総選挙が予定され、続投を狙うラホイ首相に「一定の打撃を当てた」(地元紙)。
スペインの憲法や法律には州の独立に関する規定はなく、独立が直ちに実現するとの見方は少ない。投票前、英国のキャメロン首相やドイツのメルケル首相は、カタルーニャが独立したとしても欧州連合(EU)に入る資格はないと述べ、カタルーニャの動きをけん制した。金融市場では「自治権拡大に向けた中央と地方の対話が始まるのではないか」(欧州系証券)との声もある。
【AFP=時事】欧州連合(EU)は26日、旅券なしでの自由な往来を認めるシェンゲン協定(Schengen Agreement)の参加国に、移民危機への対応策として最長2年の期限付きで入国審査の再導入を認めるかどうか検討した。高く掲げてきた欧州の一体性という基本理念が打撃を受ける恐れもある。
EU加盟各国の内相は25日、オランダ・アムステルダム(Amsterdam)で開かれた会合で、EUの行政執行機関である欧州委員会(European Commission)に対し、入国審査実施期間の延長を要請していた。
シェンゲン協定の第26条は、「例外的な状況」の場合、同協定に参加する26か国に最長2年間に限り国境での入国審査の再導入を認めると定めている。
ここ数か月の間にオーストリア、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、フランス、さらにEU非加盟のノルウェーが、6か月の期限付きで入国審査を再導入した。
シェンゲン協定参加国が入国審査を再導入する際は欧州委員会に通知し、同委員会が再導入の条件を満たしているか判断することになっている。
入国審査の一時的な再導入により、旅券や査証なしでの自由な移動を可能にし、欧州の一体性と自由、繁栄の象徴となっているシェンゲン圏が崩壊しかねないという懸念が広がっている。【翻訳編集】 AFPBB News
いつものように画像は本文と関係しません。
これは理念のレベルでEU欧州連合が崩壊してしまったことを意味する。第一段階は始まったと私は考えている。これから先は誰にも計算出来ない政治と悲劇が待っているだろう。
ヘドリー・ブル『国際社会論――アナーキカル・ソサイエティ』による類型の2を捨てて3か4の段階に一歩近づいた。
1. システムであるが社会ではない 補 70年代の著作であるがこれはインターネットの出現を予見している
2. 国家の集合であるがシステムではない 補 これは国連などの国際協調組織のこと
3. 世界政府
4. 新中世主義
5. 非歴史的選択肢 補 破局ゼロベースからの無政府状態のこと
混乱と悲劇は誰にも計算できないが、逆算することは多様にできる。世界の中心はヨーロッパだから無縁とはいえない。
例外的に可能とした国境管理(国境を事実上廃止しているにも関わらず*)を通じてEUがもとのヨーロッパに戻りつつある。しかし同じヨーロッパはもう戻らない。メルケルのご都合で厄介なものを押し付けられる旧ヨーロッパの諸国はナショナリズムに火がつくことを極度に恐れている。人道(涙をさそう写真)の接着剤も長くは続かない。こういう時は共通の敵を明確にするしか無い。ISIS と呼ばれる人造国家を敵として21世紀のクルセードを始める条件の一歩手前までやってきた。これにより低迷する経済を低賃金労働者の移入を戦争と戦争景気の手駒として傭兵クルセードに転化するならば、一挙に念願の神殿が実現する。そう考える逆算もあるだろう。そのように3を夢想するだけでなく実行することの出来る4型将軍の現れないことを願う。いつも言うように次の次の戦争から逆算する知恵が必要。
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シェンゲン圏(シェンゲンけん、英: Schengen Area、仏: Espace Schengen)は、1985年に署名されたシェンゲン協定が適用されるヨーロッパの26の国の領域。シェンゲン圏では渡航者が圏内に入域、または圏外へ出域する場合には国境検査を受けるが、圏内で国境を越えるさいには検査を受けないことになっており、この点で単一の国家のようになっている。
シェンゲン圏はアイスランド、ノルウェー、スイスといった欧州連合に加盟していない国が含まれているが、シェンゲン協定の法的枠組みであるシェンゲン・アキ(フランス語版)(仏: Acquis de Schengen)は、1999年のアムステルダム条約で欧州連合の法のアキ・コミュノテール(仏: acquis communautaire)に組み込まれている。アイルランドとイギリス以外のすべての欧州連合加盟国はシェンゲン協定を施行することが求められおり、ブルガリア、キプロス、ルーマニア以外ではシェンゲン協定やその関連規定が施行されている。シェンゲン圏は4億を超える人口を擁し、またその面積は 4,312,099 平方キロメートルにまで達している。
シェンゲン関連法令を施行することでシェンゲン協定加盟国間での国境検査は撤廃される一方で、シェンゲン圏と協定非加盟国との境界における検査は強化される。法令にはシェンゲン査証などのような、個人がシェンゲン圏内に入域することに関する共通の政策についての規定、圏外との境界における検査体制の調整、国境を横断するような警察・司法協力といったものがある。
空港やホテルにおける警察の認証チェックではパスポートや欧州連合が承認した国の認証カードも必要である。この要件については協定に加盟する国ごとで法令が異なっている。
エルサレムの聖地で3日連続衝突
9月16日 8時50分
『中東のエルサレムにあるイスラム教とユダヤ教の聖地で、イスラエルの治安部隊とパレスチナ人が3日続けて衝突して多数のけが人が出ており、パレスチナ側やアラブ諸国が強く反発しています。
エルサレムの旧市街にあるイスラム教の聖地「ハラム・アッシャリフ」はユダヤ教にとっても「神殿の丘」と呼ばれる神聖な場所です。イスラエルの治安部隊は今月13日以降、3日連続で聖地に入ってモスクを一時、封鎖するなどの異例の対応を取っており、これに対してパレスチナ人が投石や花火などで抵抗し衝突が続いています。
エルサレムの赤十字組織に当たる赤新月社によりますと、3日間でパレスチナ人168人がゴム弾で撃たれるなどしてけがをしたということです。一方、イスラエルの治安部隊の少なくとも6人がけがをしたということです。
聖地では現在、イスラム教徒にだけ祈ることが認められていますが、一部の強硬なユダヤ教徒は現状を変えるべきだとして訪問を繰り返しています。
連日の治安部隊による措置はユダヤ暦の新年を迎え、聖地を訪れる多数のユダヤ教徒の安全を確保するためだとみられます。こうした措置に対してパレスチナ暫定自治政府のアッバス議長をはじめヨルダンやサウジアラビアなどアラブ諸国も強く反発しており、聖地を巡る緊張が高まっています。
米「深く懸念」
アメリカ、ホワイトハウスのアーネスト報道官は15日の記者会見で「深く懸念している。暴力行為を強く非難する」と述べ、すべての当事者に自制するよう求めました。
ホワイトハウスによりますと、この問題を巡ってアメリカのバイデン副大統領は15日、反発しているヨルダンのアブドラ国王と電話で会談し、緊張が高まっていることについて懸念を示したということです。そのうえでバイデン副大統領はすべての当事者が挑発行為を自制すべきだと伝えたということです。』NHK米国の態度はイスラエルのイスラム聖地占拠を容認している。
世界宗教は2040年に向かって聖典と聖地に還ろうとしている。ちょうどイエズス会創設後500年の年、ユダヤ教が新教ローマカトリックを正式に吸収し新しい宗教的権威が統一される。すなわち何が神の祝福で何が神の裁きなのか、戦争の意味とその祝福を一神教の盟主ユダヤの最高権威イエズス会が500年間隠していた本性を現して一つの神の信教を取り仕切ることになる。
【パリ=竹内康雄】スペイン北東部カタルーニャ州の州議会選(定数135)は27日投開票され、スペインからの独立を主張する勢力が72議席を獲得し、過半数を上回った。独立派はこれを弾みに実現にこぎ着けたい考えだが、中央政府のラホイ政権は断固認めない方針だ。独立派が今後、どう動くかが注目される。
独立派のマス州首相は27日夜、「イエスが勝った。民主主義が勝利した」と宣言した。州首相は議会選をカタルーニャ州のスペインからの独立を問う「住民投票」と位置づけ、勝利すれば「18カ月以内」に独立を宣言すると公約していた。
選挙管理委員会によると、独立を主張する政党連合が62議席を獲得。独立推進派ながらこの連合に加わらない急進左派のCUPは10議席を確保した。州首相は独立への信任が得られたとして、手続きを進める構えだ。CUPに協力を求めるとみられるが、両グループは独立問題以外での主張の隔たりがあり、協議は難航する可能性がある。
一方、中央政府のラホイ政権はカタルーニャの独立は断固認めない立場だ。カタルーニャ州はスペインの国内総生産(GDP)の2割を生み出す豊かな地域で、スペインの分裂を簡単に認めるわけにはいかない。ラホイ首相率いる国民党の報道官は27日夜、「明日以降もカタルーニャは今まで通りだ」と述べた。スペインでは12月に総選挙が予定され、続投を狙うラホイ首相に「一定の打撃を当てた」(地元紙)。
スペインの憲法や法律には州の独立に関する規定はなく、独立が直ちに実現するとの見方は少ない。投票前、英国のキャメロン首相やドイツのメルケル首相は、カタルーニャが独立したとしても欧州連合(EU)に入る資格はないと述べ、カタルーニャの動きをけん制した。金融市場では「自治権拡大に向けた中央と地方の対話が始まるのではないか」(欧州系証券)との声もある。
【AFP=時事】欧州連合(EU)は26日、旅券なしでの自由な往来を認めるシェンゲン協定(Schengen Agreement)の参加国に、移民危機への対応策として最長2年の期限付きで入国審査の再導入を認めるかどうか検討した。高く掲げてきた欧州の一体性という基本理念が打撃を受ける恐れもある。
EU加盟各国の内相は25日、オランダ・アムステルダム(Amsterdam)で開かれた会合で、EUの行政執行機関である欧州委員会(European Commission)に対し、入国審査実施期間の延長を要請していた。
シェンゲン協定の第26条は、「例外的な状況」の場合、同協定に参加する26か国に最長2年間に限り国境での入国審査の再導入を認めると定めている。
ここ数か月の間にオーストリア、ドイツ、デンマーク、スウェーデン、フランス、さらにEU非加盟のノルウェーが、6か月の期限付きで入国審査を再導入した。
シェンゲン協定参加国が入国審査を再導入する際は欧州委員会に通知し、同委員会が再導入の条件を満たしているか判断することになっている。
入国審査の一時的な再導入により、旅券や査証なしでの自由な移動を可能にし、欧州の一体性と自由、繁栄の象徴となっているシェンゲン圏が崩壊しかねないという懸念が広がっている。【翻訳編集】 AFPBB News
いつものように画像は本文と関係しません。