公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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組みやすい相手はどのように選ぶか

2019-11-03 01:11:00 | マキャヴェッリ

 【ワシントン=塩原永久】ロイター通信は1日、中国の動画共有アプリ「Tik Tok(ティックトック)」の運営会社による米動画アプリ「ミュージカリー」の買収について、米国の対米外国投資委員会(CFIUS)が調査を始めたと報じた。買収により米安全保障上の脅威が生じていないか調べるという。

 ティックトックを運営する北京字節跳動科技(バイトダンス・テクノロジー)は2017年、ミュージカリーを約10億ドル(約1080億円)で買収した。

 ティックトックは米国でも若者を中心に人気だが、米議会で最近、アプリを通じたデータ流出や、投稿内容が中国当局に検閲されているとの疑念が浮上。ルビオ上院議員は先月、政府に調査を要請した。

 米英メディアはこのところ、香港の大規模デモの模様など、中国政府が神経をとがらせる動画が検閲されアプリへの投稿が制限されていると伝えていた。

 米政府・議会は中国への警戒感から対米投資規制を強化している。CFIUSは昨年、米国際送金大手マネーグラムに対する中国アント・フィナンシャルによる買収計画を却下する判断を下し、マネーグラムは買収計画を断念した。

世界の覇権を狙う諸国は大戦略までは共通している。以下の7つのルトワックの層のどの層でも覇権を失えばその時点で負けである。故に米国は通信技術から他国の支配を排除したい。少なくともバトルユニットは純正部品でなければ信用できない。世界観と国家政策は通貨がポイントである。歴史的に大戦略性質の違う国同士で同盟が組める相手は上位二層で選び、大戦略で提携を交渉する。交渉の基礎にあるのが知識優位性競争だから基礎科学及び哲学に関する政治家の理解が重要なのです。
世界観:Vision            強奪世界 有利なポジション(通貨×資源)を占有する 神の国の実現

国家政策:Policy     戦略核国際条約と国連からの脱退 諜報機関の経済的独立 米露中による新秩序への合流

大戦略:Grand Strategy  MDと空母打撃群を無効化 局所機械戦 超早期探知 長距離飽和攻撃の量子探知無効化  

軍事戦略:Military Strategy    超短期 計算戦争 再配置の秘匿 計算機の地球外秘匿化

作戦:Operation        AI自立司令部 AI残存能力 AI間通信と通信基盤の防衛戦  

戦術:Tactics        ドローン 電子戦  小型核エネルギー利用 暗号化の廃止

技術:Technique      IOT→5G→自立エネルギー→量子通信

こういう具合に積み上げてゆく。一層でもゼロがあれば、戦争には勝てない。

一般に教義と教義権威たる派閥は知識優位性に階層的次元発展があることは認めない。未来予想は常に怪しさと疑いの対象になる。だからこのエンジニアリング過程は姿を見せない。大衆が自ら知ったという錯覚を伴う。
大衆が自ら知ったという錯覚、これがプロパガンダであり、洗脳である。大戦略で共存できない競合国は潰してしまう。本来米国にとって中露は潰してしまう国だが同時に二正面はできない限界がある。そこでロシアの中立化を誘導している。知識優位性で支那封じ込めができなくなったので、基軸通貨のデジタル化は徹底的に潰す。それがリブラの障害でありFacebookの終焉。この戦略が支持層である国際金融と利害対立する。それ故に米国支那ロシアで内戦が始まる。
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