国際収支ベースでは1963年以来約50年ぶりの赤字ということは、ほとんどの現役社会人が知らない経済状況が今眼前に広がっている。もちろん経済の規模は違う。50年前も今も社会人の考える事は同じで、収入(収入が明日も継続するか増加するか減少しないで維持するか)だ。国際収支が赤字でも日本がどんどん建設を続けていたとき、明日の収入に継続性がある事はあたりまえだった。
今はどうだろう。生産性の増加はピークに達しているか、そもそも活動対象の産業が市場から追い出されようとしている。収入の根拠である富の形成は市場の拡大と生産性の向上のかけ算だから、富の形成が速く、賃金が相対的に低い時は富は容易に分配されるが、今のように市場にも生産性にも問題のある時期は明日の収入の継続は予想しがたい。
同じ予測不可能でも低所得の時代よりも高所得の時代の予測不可能は谷が深い。より自尊心が傷つく。
今はどうだろう。生産性の増加はピークに達しているか、そもそも活動対象の産業が市場から追い出されようとしている。収入の根拠である富の形成は市場の拡大と生産性の向上のかけ算だから、富の形成が速く、賃金が相対的に低い時は富は容易に分配されるが、今のように市場にも生産性にも問題のある時期は明日の収入の継続は予想しがたい。
同じ予測不可能でも低所得の時代よりも高所得の時代の予測不可能は谷が深い。より自尊心が傷つく。