公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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やる気スイッチ D1、D2 報酬とやる気

2021-07-06 10:00:00 | 麻薬
  1. ドーパミン情報がD1、D2受容体の両者を伝わって、報酬量の期待がインセンティブ効果としてやる気を高め、報酬の時間待ちはインセンティブ効果を低減してやる気を下げる
  2. 労力が必要なときには、D2受容体を介してドーパミンが伝わり、コスト感を抑えてやる気を保つ
 
人間らしさの涵養必要なのは2なんだけど、結構遺伝で決まってるんです。日本人は過酷な災害自然風土に適応したのでここが違う。
 
 
報酬は行動の直後に与えられると効率的な学習を起こすが、 行動と報酬までの時間が長くなると学習の効率は著しく下がる。また、単に報酬(餌)だけを与 えて待っていても「お手」をするようにならない。このように報酬学習では、行動に対してどの ようなタイミング(時間枠)で報酬が与えられるかが学習の効率を決定する。このように行動に おける報酬を与えるタイミングの重要性ははっきりしていたが、この報酬のタイミングを検出する神経基盤は不明であった。
Science 9月26日号 (9月25日オンライン版)
論文タイトル:
A Critical Time Window for Dopamine Actions on the Structural Plasticity of Dendritic Spines
著者:
Sho Yagishita, Akiko Hayashi-Takagi, Graham C.R. Ellis-Davies, Hidetoshi Urakubo, Shin Ishii, and Haruo Kasai
一般に、学習が成立する際にはグルタミン酸を興奮性伝達物質とする神経細胞のシナプス(注 2)の結合強度が変わる(シナプス可塑性)。東京大学大学院医学系研究科の河西春郎教授らの グループは、マウスの快楽中枢である側坐核において、グルタミン酸とドーパミンをそれぞれ独立に放出させ、シナプス可塑性に対するドーパミンの作用を調べた。すると、シナプスがグルタ ミン酸で活性化され、その直後の狭い時間枠でドーパミンが作用した時のみスパインの頭部増大 (注3)が起き、シナプス結合を強化することが明らかになった。また、この時間枠は行動実験 において条件付けが成立するために、行動後に報酬を与えなければならない時間枠とほぼ一致し た。
本研究により、行動の「条件付け」が起きる分子細胞機構が世界で初めて明らかとなった。側 坐核は、依存症、強迫性障害などと密接に関係するため、本成果は、精神疾患の理解・治療に新 しい展望をもたらすと期待される。

報酬とは、誘因行動(引き寄せられる、それに近づきたいと思う)を引きおこす刺激の総称である。

例えば、お腹がすいている人にとって、おいしい食べ物は報酬である。しかしながら、お腹がいっぱいな人にとって食べ物は報酬ではない。むしろ、不快感を与える。また、ある種の美人や美女の魅惑的な顔は報酬となるが、人それぞれ好みがバラバラである。つまり報酬であるか否かは、脳の状態に依存して、主観的な快体験を起こすかどうかということで決まる。

客観的にそれが報酬であるかどうかを測定するには、誘因行動を引き起こすかどうかを測定するのが一般的な方法である。動物の場合はその物質に引き寄せられるような行動をとっているかどうかを測定する。人工的な誘因行動の作成が洗脳(自己承認報酬に至る連合学習、指示行動への服従、肯定的喜びへの変化)あるいは秘密の共有による秘儀承認である。腹一杯飲み食いしている金持ち達がはまるカバル組織の原型はフランキズム《道徳的腐敗(酒、金、麻薬、異常セックス、カニバリズム、近親相姦、殺人、そのための洗脳、生贄の要求、全能の自己階層を愛する自尊心名誉欲)を武器として特権集団を、対立する異宗教(カトリック、イスラム、本来のユダヤ教)のなかにセクター(セクト)をつくるという戦略》そのロシア版がボルシェビキ、米国版がフランクフルト学派マルクス主義だ。フランクフルトが地理的偶然ではない。マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド(ロートシルト)の原点がフランクフルトである。ちなみに現代のフランキストDSがイスラムを憎むのは、大切な洗脳手段である麻薬消費拡大の邪魔者だからだ。

報酬の主な機能は3つである。

  1. 連合学習(すなわち古典的条件付けオペラント強化)を生み出す[1]
  2. 意思決定に影響を及ぼし、アプローチ行動を誘発する(報酬刺激に動機付けに関する際立ちを割り当てることによって)[1]
  3. 肯定的感情、特に喜びを誘発する[1]

心理学や神経科学における報酬の主な機能は一般的に以下のように考えられますが、これに加えていくつかの側面も挙げられます。
1. **行動の強化**: 報酬は特定の行動を強化する役割を果たします。人や動物が報酬を得た行動を繰り返す確率が高くなります。
2. **学習の促進**: 報酬は学習過程において重要な要素です。成功体験が報酬として与えられることで、新しい知識やスキルの習得が促進されます。
3. **動機付け**: 報酬は行動の動機付けとなります。そのため、報酬が期待される状況において人や動物は積極的に行動する傾向があります。
さらに以下の機能も考えられます。
4. **感情的な調整**: 報酬は喜びや満足感をもたらし、ポジティブな感情を促進します。これによりストレスの軽減や気分の改善が期待されます。
5. **社会的な結びつきの形成**: 社会的な報酬(例:承認、友情、愛情)は、人間関係の形成や強化に寄与します。社会的な動機付けとして機能し、社交行動を促進します。
6. **リスクと報酬の評価**: 報酬は、リスクを評価するプロセスにも関与します。特定の行動が将来的な報酬にどの程度結びつくかを考慮し、選択を行う際の基準となります。
これらの機能は、報酬が個体の適応的な行動を促進するために重要であることを示しています。

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