公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

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2008年の再来とソロスは言う

2016-01-07 16:06:40 | ジョージ・ソロスのワンワールド
中国問題をはじめ、世界の新興国の債務は2008年の再来という危機に向かっているとソロスは言う。これまでのこのカテゴリー
の投稿を読んでいればわかるだろうが、ソロスの予想はこれから実行する、仕掛け終了という宣言であり、仲間へ向けた行動指令である。
とてもリーマン・ショックのような規模ではおわらないだろう。昨年は2.5兆ドル経済価値が消え、まだ1週間しか経過しない中国では14%も株価が下がった。2015年6月17日、中国の株式市場の活況が続いていたときは5月末で、中国株式市場の時価総額が10兆ドル(約1200兆円)を上回った。4611ポイントあったものが3125ポイント、つまり時価総額が10兆ドルから32.4%下げたのだから、3.2兆ドル消えたことになる。中国だけでの数字。なぜなら、リーマン・ショックは株式だけで30兆ドル消えた。世界はまだ10兆ドルほど2007年の時価総額に対してギャップを残しているからだ。まだ中国危機は始まったばかりだというのに、3兆ドル消えている。本日の2時間ほどで1兆ドル消えている。
全世界の新興国の借り入れは7兆ドルほどあるという。一説によると中国の地方政府のドル建て借り入れは累積600兆円ともいわれ、5兆ドルの借入を人民元切り下げ環境で返済するのはムリだろう。毎日1%対ドルで安くなっている。だから中国だけで少なくとも8兆ドルは消えている。最終的には全世界で30兆ドル消えるかもしれない。その上に中共支那の資金流出はどんどん進む。スワップなしの外貨建て貿易決済は半年以内にできなくなるだろう。選びの民は四方から集められる。土曜日と日曜日を除く毎朝十時富の目盛りは決められる。


大きすぎて誰にも助けられないので腐った池の鯨は放置されるだけとなる。これは世界の製造業が需要を失うということだ。
鉄鋼ならば30%は確実に失われるだろう。世界の年間鉄鋼生産能力23億トンのうち中国が半分の11億6000万トンを占めるらしい。それでなくても4億トン生産能力過剰なのだ。
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