「弱体な国家は常に優柔不断である。そして決断に手間取ることは常に有害である」
マキャヴェッリ
言うまでもなく、この語録を噛み締めるべきなのは、無政府状態の我が国の事である。今、國を弱体にしているのは、決断を避け人任せにしている菅首相に原因がある。やる気の無くなる薬でも打たれているような顔を見るたびに、この内閣はもう終わっていると感じる。
日本は政府なき決断と決断なき政府を行ったり来たりしてる。
議院内閣に奉仕し、これを支えない政府行政、国益と国土防衛のために一丸となれなれない議院。国益の敵を敵と言い切れない薬を打たれた状態の当事者。
もう一度議院内閣制の原則に戻ってはどうか。与党と野党が政策を競うのはあたりまえだが、内閣を樹立したのは衆参両議院であって一部の政党ではない。内閣を支えないのなら不信任で罷免するだけだが、それまでは国益のために野党といえども支えねばならない。それが保守の原則だろう。保守は野党になっても大きな視点に立って保守でなければならない。