2年連続の同窓会は久しぶりだ。やっと戻ってきた日常かもしれない。年金をもらう者もいれば、後ろ倒しの者もいる。皆々充実した人生の終盤になっている。話すべきことが多すぎて、孫の話にはあまりならない特徴がある。ちょっとした不調も気になり出す年齢かもしれないが基本的に元気な連中だ。出会って50年のクラスメートだが、同窓会を毎年開いていても初めて聞く話が続く。
出身地の衰退は聞くと悲しいが、鉄道や電力、北海道全体のインフラはこの40年ずっと衰退している。外国人に切り売りして賑わってる例外的ニセコなどもあるが、かつて地元観光客で賑わった温泉地川湯温泉もその質に売上が比例しない苦境が続いている。道東は政治的要因が大きい。労働力確保のための離農政策、エネルギー源の石油転換、200海里規制、国鉄の合理化と分割民営化(NHK連続テレビ小説「旅路」放映の頃から、1981年ピンクレディー解散まで)
関東にも鬼怒川温泉など衰退した温泉街があるが、質の低い温泉サービスのために営業衰退するのは当然だが、大都会を背景としない田舎の温泉地は地元経済の衰退には勝てない。そういう類いの地元衰退の変化は限りなくある。