《変性意識を使った洗脳もうひとつ、洗脳側が得意とするのが変性意識を使った洗脳です。変性意識とは現実世界よりも空想の世界にリアリティを持っている状態のことで、わかりやすくいえば、小説に没頭している状態などがそうです。この変性意識を利用するのも CMが得意とする方法で、私がよく例に出すのが、新車のコマーシャルです。イケメンの俳優が新車を駆って峠のワインディングロードを走らせると、助手席の美女が微笑むといった感じのものが典型でしょう。こういった CMは映像もちょっとした映画のように美しく作られているはずです。なぜ、そこまで見た目にこだわるのかといえば、視聴者に妄想してほしいからです。カッコイイ新車を自在に操る自分と、隣で微笑む美女。頭の中でこういった映像を思い浮かべた瞬間、脳内は変性意識状態になり、洗脳されやすくなります。》現代洗脳のカラクリ 苫米地
『赤い秘伝のたれ』は一蘭が発祥です。国内外で、赤いたれをどんぶりの真ん中に浮かばせたラーメンをよく見かけますが、これは一蘭が元祖です。独自にブレンドした唐辛子を基本に30数種類の材料を調合し、何昼夜も寝かせ熟成させております。そうすることで、単なる辛さだけではなく様々な旨味が口の中に広がり、より一層ラーメンが奥深い味になります。『赤い秘伝のたれ』はラーメンの中央に美しく仕上がるように周りから円を描くようにのせます。
『赤い秘伝のたれ』は福岡県糸島にある『一蘭の森』で製造しており、ここから国内・海外の全店舗に送っております。味を守るために『赤い秘伝のたれ』の材料・レシピは社内でたった4人しか知りません。
とかいてあるそうだ。どうしても目に入るようできていると堀江さんは言っている。苫米地流に解読すると、一蘭の商品提供戦略は多数の情報洗脳戦略でできている。味に集中させる仕切りは、客回転数も上げるが、典型的な情報遮断。情報空間に行かせて情報を食べさせれば、味は150%うまくなるという堀江さん。まず赤いタレの謎で座ったとたんに変性意識をガツンと起こし、情報を素早く目から放り込む。そうすると味よりも情報に満足する洗脳ができるので、他の店には行けなくなる。
さらに自動音声は従業員の教育に効果があるそうだ。セントラルキッチン方式で製造されたスープは調理ノウハウで守られているというメッセージがある。すべて情報はラーメンの味に向かうようにできている。
一蘭のとんこつスープは、100%豚の骨から抽出した天然とんこつスープです。単に豚の骨を煮出しただけでは臭みが出てしまいます。一蘭では、高度な技術を要する特殊製法で、余分なアクを時間をかけて丁寧に取り除いています。そうすることで、とんこつの旨味をそのまま残し、全く臭みのないとんこつスープをつくり出すことができています。
一蘭は、「臭みのないとんこつスープ」の発祥です。スープの味・品質を守るために時間毎に温度管理や濃度管理も徹底して行っております。
出来上がったスープは、濃度、味、香りなどを職人の確かな味覚と、濃度計などの数値も合わせて確認いたします。万が一、どれか一つでも規格外の場合は最初から作り直します。最終的に一杯一杯スープの成分が完全に均一になるよう調整いたします。これだけ多くの管理体制のもと品質管理した天然とんこつスープですので、店舗での調理時にはどんぶりにスープを注いでから30秒以内に麺を入れることを厳守し、スープと麺の品質を保っております。
さらに味集中システムと言う名の客仕切りは特許をとっている
[特許番号 4267981号]
味集中システムは多くのお客様に大変喜ばれており、特に女性のお客様が圧倒的に多いのが一蘭の特徴です。周りを気にせずにラーメンを召し上がっていただけるこのシステムは、有名人・著名人の方々も数多くご来店くださっています。
そもそもラーメンは、黙々と10分程度で味わうものです。味集中システムは、周りを気にせず本能のまま、リラックスした状態で味わう事だけに集中していただける環境です。
人は自律神経の働きによって、緊張したりリラックスしたりします。自律神経には交感神経と副交換神経があります。交感神経は緊張時に優位に働きます。ゲーム中や接待、お見合い等の緊張する状態はいわば「戦闘モード」「消費モード」でもあり、そのような状況ではどんな人でもあっても美味しさを感じることはできません。リラックスした時に優位に働く副交感神経は「ゆったりモード」「吸収モード」であり、純粋に美味しさを感じることができます。
一蘭の味集中システムに着席すると周りが気にならない為、都会の喧騒や仕事中の緊張した「交感神経モード」からリラックスする「副交換神経モード」となり、美味しさをより一層感じる事ができるのです。