公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

世界戦争を忘れるな

2018-09-24 18:35:00 | イランおよびトルコ シリア
S 300がシリアに運ばれる。2018.9.24
(来週が山)
戦争は最大リスク回避が契機となって拡大する。射程距離180km(アレッポからギリギリキプロスまで)もしイスラエルの空爆ができなければ、地上軍は次の次が肝要となる。つまり万が一ゴラン高原をシリアに取られることがあれば、イスラエルは国家滅亡を意識する。最大リスク回避が動けば、イスラエルはイランを狙う。その前に米軍側が動けば(すでに米軍側がイラン国内テロに着手したとイランは認識している)、シリアと防衛的選択を支持するその支援国は先制攻撃を選ぶだろう。それがあってはならない最大リスク回避行動だ。S 300移動はまずい。

----
'Significant Escalation'

Responding to US National Security Adviser John Bolton's remark that the S-300's delivery to Syria would constitute a "significant escalation" by Moscow, Ermakov stated the S-300 systems were meant for defensive purposes, and the US was fudging when saying that Russia's supplies would violate its national security.

----
中共支那は2025年に人口のピークを迎える。このタイミングですぐに世界戦争がはじまらなくても戦争による資源争奪がはじまることはこの地球の運命であり避けられない。

日本人は台風と地震で世界を忘れてしまいそうだが、世界は戦争の危機を孕みイランとイエメンの情勢が爆弾と導火線の関係になってきな臭くなっている。
The United States constantly sends messages to Iran to begin negotiations, Iranian President Hassan Rouhani said on Saturday in a speech broadcast on state television.

トランプはさておき、米国政府は第三次世界大戦を回避する努力は継続していた。

上海機構諸国対NATO同志同盟の戦争にだけはしたくないと世界は思っている。それを逆手にイランはホルムズ海峡危機を大きくすることで交渉を有利に進めようとしている。第三次世界戦争を人質にとった崖っぷち交渉で米国とイスラエルの矛先が鈍る。

しかしこれは危険な駆け引きだ。暴力によるインターナショナリズムを復活させた麻薬系CIAの謀略あれが1997年、コソボの戦い。それから20年余り。ホメイニがイスラム世界革命の種を蒔いたのは1977年からちょうど20年キッシンジャーのグループはCIAの組織を通じて反イスラムの予防革命路線を決定して魔業の種を蒔いた。この二つの種が民衆の手から手へ広がり激突の時期を迎えていると思う。

インターナショナリズムは宿命的に一つの理想と一つの指導中心しか認めない。世界戦争の宿命も技術的に様々に変容するが、基本的に民衆の心に撒かれたインターナショナリズムの激突であり、正義原理主義者の激突である。つまりどっちが先に蜂起するかが正義を決める。


『エルドアン大統領は、昨日(9月7日)テヘランで開かれた「シリアをテーマとしたトルコ・ロシア・イラン三か国首脳会議」の後に、ハメネイ師と会談した。

会談は、ハメネイ師の邸宅で報道陣に非公開で行われた。

ハメネイ師の報道事務所から行われた発表によると、ハメネイ師がエルドアン大統領との会談に関する見解を述べた。

トルコとイランの良好な関係に言及したハメネイ師は、両国の共通の点をさらに強化すべきだと述べた。

ハメネイ師は、トルコとイランは地域で一目置かれる強力な二大国であると注意を促し、

「イランとトルコはイスラム世界の共通の目的を持っている。なので、イランとトルコの間の政治的・経済的協力活動を発展させなければならない」との見解を述べた。

エルドアン大統領のミャンマーをめぐる姿勢も称賛したハメネイ師は、

「パレスチナ問題も常に重要であり、一瞬たりとも無駄にはできない」と述べた。

ハメネイ師は、イスラム諸国同士の緊密化と連帯の重要性を指摘し、

「イスラム諸国の連帯と協力が地域の問題の解決の基本となる。そのため、アメリカを率いる帝国主義者らが、イスラム諸国の連帯、緊密化、イスラム勢力の台頭について懸念を抱いている」と述べた。



(2018年9月8日)』


『【9月8日 AFP】イランの首都テヘランで7日、シリアの反体制派最後の拠点である北西部イドリブ(Idlib)県に対する攻撃をめぐり、イラン、ロシア、トルコの首脳が会談を行った。国際社会が迫りくる人道危機を警告するなか、3者が意見の隔たりを埋めることはできなかった。

 記者会見でトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領はロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に対して公然と異議を表明。シリア政権が準備するイドリブ県への攻撃は大惨事を招くと警告した。

 会談の主催国イランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領も「焦土」作戦に対して警告を発したが、「イドリブでのテロとの闘いは、シリアに平和と安定を取り戻すために避けることのできない任務」と述べた。

 ロシアとイランはシリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の主要な同盟国であり、トルコはイドリブ県内の一部勢力を含め、アサド氏追放を目指す反体制派武装勢力を支援している。

 エルドアン氏は各国の報道陣を前に、会談の共同声明に「停戦」の言葉が含まれていないことを批判。それが含まれていれば「このプロセスを強化し、鎮静化」することになっただろうと語った。

 これに対しプーチン氏は、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」や国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」の傘下にあったアルヌスラ戦線(Al-Nusra Front、現シリア征服戦線 Jabhat Fateh al-Sham)などの反体制派武装勢力は、今回の協議に出席して停戦を提案していないと反論。さらに、シリア政府が「すべての領土を最終的に掌握する権利と義務がある」と主張した。(c)AFP/Marc Jourdier and Eric Randolph』


An excellent meeting with Amb. @nikkihaley. I told her that the steps she has taken with President Trump regarding UNESCO, UNRWA, anti-Israel resolutions & resolutions condemning Hamas – they are simply amazing.

Amb. Haley, thank you very much. The people of Israel salute you!

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Going to New York. | トップ | 中秋の名月 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。