公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

時間は薄く軽い 人生という虚構

2019-06-16 18:05:00 | 今読んでる本
沢木耕太郎は27歳くらいまでの時間の蓄積を使って50年近く創作をしていると昨日ラジオで語ったが、時間の重みは非常に軽いという。たまたま昨日はK高校の東京同窓会だったが、42年ほどの時間差は非常に薄い。中学の話もあり50年も空くと思い出せないこともある。ただ時間は薄い、なぜなら時間は『ある』が、常に認識上の虚構なのだからね。時間とは宇宙の重心と同じくらい存在すると決めつけるのは虚構である。宇宙が事実上無限で十分に古いならば到達距離無限の重力の中心はわれわれに無限の影響力を及ぼすはずである。事実は地球周辺の宇宙には有限の重力しか無い。つまり宇宙はまだ重力の影響が限定的な若い空っぽな状態である。


時間が『ある』というのは、時間に変換できるということ。人生の厚みというのは変換された時間ではなくこの変換の多様性である。人間同士の場合、関係の数だけ変換できる時間が『ある』。

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