江戸時代とはなにか―日本史上の近世と近代
著者:尾藤 正英出版社:岩波書店装丁:文庫(282ページ)発売日:2006-04-14
役による安定社会で天皇機関説まで組む伏せたのはやりすぎと思う。役はある種の身分であるが、身分意識が同時に世代間教育であったことを思い出してみることもできなくなった。江戸の日本人は明治維新で市井の公共に官僚制度の侵食を受けて向こう三軒両隣の市井の徳目と規範を失った。少なくともこれは破壊であり進歩ではなかった。戦後はその破壊装置である修身まで失った。
著者:尾藤 正英出版社:岩波書店装丁:文庫(282ページ)発売日:2006-04-14
役による安定社会で天皇機関説まで組む伏せたのはやりすぎと思う。役はある種の身分であるが、身分意識が同時に世代間教育であったことを思い出してみることもできなくなった。江戸の日本人は明治維新で市井の公共に官僚制度の侵食を受けて向こう三軒両隣の市井の徳目と規範を失った。少なくともこれは破壊であり進歩ではなかった。戦後はその破壊装置である修身まで失った。