再掲載
「組織に必要とされるものは、真摯に仕事をする有能なトップマネジメントであって、超人ではない。今日何人かのスーパーマン的なトップがいるということ自体が、トップマネジメントの危機を表している。」経営者は重要であるが、もっと重要なのは経営のDNAということでこの金言を理解しています。そのような意味で本田宗一郎にはDNAを残すことに天賦の才能があった。
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人よりもシステムが大切で、システムが機能していない状態でスーパースターが現れるのは組織にとって危機の前兆である。日本の歴史では西郷隆盛と高橋是清の登場がこれに相当する。前者では政治機構が機能していない。後者では国家負債の返済計画帳簿が機能していない。1897年(明治30年)2月25日、内閣総理大臣兼大蔵大臣の松方正義は金準備が整ったとして貨幣法およびその付属法案を閣議に提出するが、高橋是清は同年(明治30年)3月:横浜正金銀行副頭取に就任。1899年(明治32年)2月:日本銀行副総裁に就任。
異常に価値が上がる金による19世期後半の銀切り下げ。輸出に頼って富国強兵路線を描きながら逆向きの金本位に切り替えた無理筋一等国日本にあって外資借入は矛盾したシステム。同じ金本位のインド相手の貿易くらいしかない。