欲求そのものを創造するのは時代や社会状況だが具体的な注目に導くのは一度見たら忘れられないデザインである。
ADIMA
- Attention(注目)
商品について認知し、自ら得た情報から想像し、注目している段階。「知っている」「前に見たことがある」「流行っているのかな」といった消費者心理が働く。 - Interest(興味・関心)
商品に興味を感じ、期待を抱く段階。「面白そう」「実物を見てみたい」といった消費者心理が働く。 - Desire(欲求)
商品の特徴を認識し、購入への欲求が芽生えだした段階。「いいなあ」「やっぱり欲しいな」といった消費者心理が働く。 - Memory(記憶)
商品を記憶し、購入時期を検討し始める段階。「ボーナス出たら、給料日になったら買おう」といった消費者心理が働く。 - Action(行動)
購入を決意して、店舗へ足を運ぶなど具体的な行動を起こす段階。「さあ、今買わなきゃ、それ買いに行こう」という消費者心理が働く。
つまり真に必要なウォンツは五感のどれかを刺激し、感動的でなけれならない。美しく魅惑的で官能的な見た目、使用あるいは所有満足度の向上が伴い、渇望感を誘うもの。例えそれが人を殺す銃であってもそうなのだ。事実、最強のハンドガンM500を購入する人々は殺人鬼ではない。
いずれもマーケティングに必要な要素である。その上で注目を集める独自のデザインが渇望の代替品になる。