公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

今読んでる『イスラム教の論理』飯山陽

2019-10-31 21:44:00 | 意見スクラップ集
ISISはリーダーを失ったが、彼バグダディが被崇拝者であった訳ではないので拡大は止まることはないというのが飯山陽の見解。

イスラム教徒全員にとっての理想だからです。それは彼ら自身が自主的に抱いた理想ではなく、彼らが崇拝する絶対的な神によってその実現にむけて尽力するよう命じられた理想です。「イスラム国」は世界中のイスラム教徒たちが忘れかけていたその理想を、カリフ制再興によって思い出させ、その実現が決して夢ではないことを証明して見せました。空爆や砲撃によって「イスラム国」勢力を駆逐することはできても、彼らの理想をイスラム教徒全員の脳内から一掃することは誰にもできません。  イスラム教徒にとっては国境も国民国家も民主主義もグローバル化も、所詮は「人間の産物」にすぎません。しかしイスラム教はそうではありません。イスラム教徒にとってのイスラム教は、神が人間に恩恵として与えた導きです。神の恩恵であるイスラム教が、人間の産物である民主主義に優越するのは、彼らにとっては「当然のこと」です。
これが正義原理主義です。しかも彼らの神は過去の言動を修正しない。

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