公開メモ DXM 1977 ヒストリエ

切り取りダイジェストは再掲。新記事はたまに再開。裏表紙書きは過去記事の余白リサイクル。

今読ん 『数とは何かそして何であるべきか』リヒャルト・デデキント

2021-02-14 12:37:00 | 今読んでる本
デーデキントと記載されることの方が多いだろう。


数直線をイメージして無限に実数が詰まっていることを飲み込むように、一般に私達は世界を無限に理解できるというアトミズムの延長可能性、連続体からなる世界を疑わない。科学者は特にそうである。

世界を理解するということはどういうことだろう。定義の仕方によっては、世界の理解は不連続で階層的になる。ここを片付けなければこの設問は前には進めない。デーデキントはここに誠実に向き合った。

リヒャルト・デーデキント

ドイツの数学者






ユリウス・ヴィルヘルム・リヒャルト・デーデキントデデキントJulius Wilhelm Richard Dedekind1831年10月6日 - 1916年2月12日)は、ドイツブラウンシュヴァイク出身の数学者代数学数論が専門分野。1858年からチューリッヒ工科大学教授、1894年からブラウンシュヴァイク工科大学教授を歴任した。彼の名前にちなんだ数学用語としては、デデキント環デデキント切断などがある。


■デーデキントの切断

全順序集合Kについて、次の性質を満たす2つの集合A、Bに分けるとします。

1. K = A∪B
2. A∩B = ∅ 、A ≠ ∅、B ≠ ∅
3. a∈A かつ b∈B ⇒ a<b

これらの性質を満たす集合A、Bの対(A、B)を、デーデキントの切断 (Dedekind’s cut)と呼びます。また、Aを下組、Bを上組と呼びます。



『数とは何かそして何であるべきか』(1888年)の中では「鎖 (Kette) 」によって、自然数論の基礎づけを与えた。


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