領収書も不要な「政策推進費」(官房長官が受け取った時点で「支出完了」となる 機密費の約9割がこの名目で使われていた。知らないうちに🟥を引用していた。
赤旗によると
Q 「政策推進費」という支出があるけど、「政策推進費」って何?
A 「政策推進費」は、官房機密費にある3種類の支出のひとつだ。2012年に第2次安倍晋三内閣が発足してから毎年、官房機密費の9割は「政策推進費」が占めているんだ。
Q 官房機密費は、会計検査院に支出先など説明を求められないブラックボックスに隠されたお金だ。
A そうだね。その中でも「政策推進費」は、官房長官自身が管理するお金で、何に使ったかを知っているのは官房長官だけ。領収書は不要だ。官房機密費をめぐっては、毎月、首相や与野党の国会議員、ジャーナリスト、官僚などに配られたという証言や疑惑があった。この金の出元が「政策推進費」ではと疑われているんだ。
Q 「政策推進費」の使われ方はどうなの?
A 菅義偉元官房長官(安倍内閣)は、7年8カ月の在任中に86億8000万円余を使った。1日平均307万円だ。加藤勝信前官房長官は、12億200万円で、1日平均313万円だ。
Q 国民の税金なのに、使途を隠さなければならないお金が、そんなにたくさんいるのだろうか?
A 共通するのは、年度末の3月に「政策推進費」の支出が急増し、官房機密費の年間予算をほぼ使い切ってしまうんだ。そのため、国庫に返納するお金は毎年、わずかなんだ。何に使ったかは“秘密”をいいことに、使い切ることありきの“既得権益”にされたら、国民はたまったもんじゃないね。
(2022・2・27)