上村一夫 美女解体新書
消耗品の週刊雑誌の世界で異彩放っていた上村一夫
クエンティン・タランチーノが影響を受けた『修羅雪姫』[上村一夫作画による漫画(週刊プレイボーイにて連載、原作小池一夫)とこれを原作とした映画]の梶芽衣子がインスピレーションのベースとなってキルビルが生まれている。
復刻版雑誌を出したらしい。買おうかなぁ。
阿久悠《1959年(昭和34年)に広告代理店・宣弘社へ入社》とも机を並べ会社員だったこともあり、ギターで彼の詩に旋律をつける才能もあった。上村一夫のおかげで作詞家阿久悠は生まれたと言ってもいい。上村氏にとっては劇画創作との出会い。
なんなのこの才能。公式サイトの絵を見て映画のカットを理想化したようなイラストを見ると心が止まってしまう。
1940年(昭和15年)3月7日、神奈川県横須賀市生まれ。
1962年(昭和37年)、武蔵野美術大学デザイン科卒業。
在学中にアルバイトで勤めた広告代理店宣弘社で、阿久悠氏と出会ったことから劇画の世界に入る。
1967年(昭和42年)、『月刊タウン』創刊号「カワイコ小百合ちゃんの堕落」でデビュー。
翌年、『平凡パンチ』連載の「パラダ』(原作・阿久悠)で本格的に劇画進出。
以後、「同棲時代」、「修羅雪姫」(原作・小池一夫)、「しなの川」(原作・岡崎英生)など叙情的な名作を次々と発表。
特に「同棲時代」は"劇画史に一時代を画した"と評されるヒット作品となった。
また、その流麗な筆画から"昭和の絵師"と称され、月産400枚の原稿を手掛ける多忙さを極めた。
1985年11月、下咽頭腫瘍で入院。
翌1986年(昭和61年)1月11日、逝去。享年45歳。
https://www.nids.mod.go.jp/event/proceedings/forum/pdf/2010/09.pdf
与利
1940 年 11 月の出来事が劇的に世界を変えた、きっかけはルーズベルトの3選によって確定したナチスドイツのスポンサー(スイス金融ロスチャイルド)とソ連のスポンサー(ウォール街ロックフェラー)の世界革命方針の決定的対立(コミンテルン対スターリン)によるヒトラー対ソ連包囲戦争の決断だった。事実独ソ戦は、津軽海峡を通過してソ連に供給される米国製兵器で戦われていた(日本は独ソ戦中立)。第二次世界大戦はソ連と米国の一人(ロックフェラー)勝ちだった。歴史にもしはないが、もし4国同盟ができていれば、ナチスドイツは戦力を西に貼り付け、日本は原爆投下後も戦争を継続していただろう。
『ドイツおよびソ連の外交資料から見れば、ヒトラーはソ連が三国同盟との直接的な協力および四国条約の締結を提案して、リッベントロップがその同盟条約の草案も執筆し それをモロトフに紹介した。モロトフはスターリンの命令で原則的に賛成したが、ソ連 側は 11 月 25 日に追加の条件を提案した。スターリンは殆ど最後までベルリンからの返事を待っていた。しかし、ヒトラーが逆提案に基本的に反対で、同年 12 月、ソ連に反対 して戦争を行うことを完全に決定した。
そして、1940 年 11 月にモロトフとの会見以後、ヒットラーは、リッベントロップと違って、四国同盟のアイディアを捨てた。逆に、松岡は 1941 年春のベルリン、ローマ公 式訪問以後にもそのような提携の可能性が現実に存在すると考えたらしい。ヒットラー も、リッベントロップも松岡と会見する時、独ソ関係の悪化について明白に述べて、ま た戦争がありえないことではないと示唆したが、同盟国である日本の外相に対ソ戦争の 決定を知らせなかった。それはヒットラーの直接の命令であった。
松岡もスターリンも、独ソ同盟が不可能になった、と理解した。それで(それにもか からず、と言えるかもしれない)スターリンは日本との中立条約を締結した。恐らく松 岡の場合には、ソ連との中立条約を締結する決意はある程度ヒットラー、リッベントロ ップとの会見の結果であろう。その条約により、ソ連と三国同盟との関係は最後の段階 に入った。
1941 年 4 月 26 日、ハウスホーファは、1940 年の著作『大陸ブロック論』を日本語に 翻訳した窪井義道衆議院議員宛の書簡で、「日ソ中立条約は一つの偉大な視野を持った政治家の傑作であります。何故ならばそれは一つの偉大なる地政学的観察いや敢て申せば、 一つの必然性に即したものだからであります」5と述べ、日ソ中立条約の地政学的意義を 高く評価していた。ところで、窪井は松岡の盟友であった。しかし、この翻訳は 1943 年だけに出版されたので、世界の事情が十分に変わった時点であった。
5 カール・ハウスホーファー(窪井義道訳)『大陸政治と海洋政治』(大鵬社、1943 年)1-4 頁。』
昭和15年(1940年)の出来事
1940/01/14 | 阿部信行内閣が総辞職する。 |
1940/01/16 | 米内光政内閣が成立する。 |
1940/01/19 | 毛沢東が、新民主主義論を発表する。 |
1940/02/10 | 津田左右吉の著書「古事記及日本書紀の研究」が発禁処分となる。 |
1940/02/11 | 紀元2600年の紀元節。 |
1940/02/11 | 朝鮮総督府が2つの制令を施行し、日本式の家族制度を朝鮮人に強要する創氏改名を開始する。 |
1940/02/12 | ドイツ本土からポーランド総督府へのユダヤ人移送が開始される。 |
1940/03/08 | 津田左右吉と岩波茂雄が、出版法違反と皇室の尊厳冒涜罪で起訴される。 |
1940/03/20 | ハル米国務長官が、南京政府の否認声明を発する。 |
1940/03/30 | 日本政府の支援を得て、南京に汪兆銘を中心とする新中央政府が成立する。 |
1940/04/01 | サラリーマンの所得税が源泉徴収になる。 |
1940/04/08 | 国民体力法が公布される。 |
1940/04/09 | ドイツ軍がノルウェー、デンマークに侵入する。 |
1940/05/05 | ノルウェー政府がロンドンに亡命する。 |
1940/05/10 | イギリスでチャーチル挙国一致内閣が成立する。 |
1940/05/10 | ドイツ軍がルクセンブルク、オランダ、ベルギーに侵入する。 |
1940/05/12 | ドイツ軍が、ロッテルダム附近の空挺部隊に合流する。 |
1940/05/13 | ドイツ軍が、フランス軍の要衝セダンを陥落させる。 |
1940/05/14 | オランダがドイツ軍に降伏し、ウィルヘルミナ女王と政府はロンドンに亡命する。 |
1940/05/14 | ドイツ軍がマジノを突破する。 |
1940/05/15 | アメリカで、ナイロン・ストッキングが売出される。 |
1940/05/15 | ドイツ軍が、セダン附近でマジノ線を突破する。 |
1940/05/17 | ドイツ軍がベルギーの首都ブリュッセルを占領する。 |
1940/05/20 | 世界のホームラン王、王貞治誕生。 |
1940/05/28 | ベルギー国王レオポルド3世がドイツ軍に降伏する。ベルギー政府は国王を廃位・対独抗戦を宣言する。 |
1940/05/29 | ベルギー国王レオポルド3世がロンドンに亡命する。 |
1940/06/01 | 横浜、名古屋、京都、神戸で砂糖とマッチが切符制となる。 |
1940/06/03 | 工作機械の対日輸出が禁止される。 |
1940/06/04 | イギリス、フランスを中心とした連合軍がドイツ軍に追い詰められてダンケルクから撤退を開始する。 |
1940/06/10 | イタリアがイギリス・フランスに宣戦布告する。 |
1940/06/12 | 日タイ友好条約が締結される。 |
1940/06/14 | ドイツ軍がパリに入城する。 |
1940/06/16 | フランスでドイツに和を乞うためのペタン内閣が成立する。 |
1940/06/17 | ソ連軍がバルト3国に進駐し、リトアニアで新政府を成立させる。 |
1940/06/18 | ド・ゴールがロンドンで対独レジスタンスをアピールする。 |
1940/06/22 | フランスがドイツに降伏する(ペタン政権がドイツと休戦協定を結ぶ)。フランス国土の3分の2がドイツの占領下となる。 |
1940/06/28 | ソ連軍が、ルーマニアのベッサラビアに進駐し、占領を開始する。 |
1940/07/03 | アルジェリアのメルス・エル・ケビールに停泊中のフランス艦隊にイギリス軍が砲撃する。 |
1940/07/16 | 米内内閣が総辞職する。 |
1940/07/21 | エストニア・ラトビア・リトアニアに社会主義政権が成立する。 |
1940/07/22 | 第2次近衛文麿内閣が成立する。陸相には東条英機が就任する。 |
1940/07/25 | ルーズベルト大統領が、石油と屑鉄を対日輸出許可品目に加える。 |
1940/07/26 | 閣議で、大東亜新秩序と「基本国策要綱」が決定される。 |
1940/07/27 | 憲兵隊がスパイ容疑で在日イギリス人を多数検挙する。 |
1940/07/27 | 大本営政府連絡会議が、「世界情勢の推移に伴う時局処理要綱」を決定する。武力南進の方針が具体化される。 |
1940/08/03 | ド・ゴールに軍法会議が死刑を宣告する。 |
1940/08/03 | リトアニアがソ連に編入する。 |
1940/08/05 | ラトビアがソ連に編入される。 |
1940/08/06 | エストニアがソ連に編入する。 |
1940/08/12 | ドイツがイギリス本土の爆撃を開始する。 |
1940/08/15 | ドイツとイギリスの大空中戦が行われる。 |
1940/08/20 | スターリンがスパイを暗殺者に使ってメキシコのトロツキーの脳天にピッケルを打ち込ませる。 |
1940/08/21 | トロツキーが前日の暗殺者の手にかかった結果死亡する。60歳。 |
1940/08/30 | 松岡外相とアンリ駐日仏大使間で松岡・アンリ協定が成立し、北部仏印への日本軍の進駐が受諾される。 |
1940/09/03 | 米英防衛協定が調印される。 |
1940/09/07 | ドイツがイギリス本土の爆撃を夜間爆撃に転じる。 |
1940/09/13 | イタリア軍がエジプトへの侵攻を開始する。 |
1940/09/15 | ドイツ空軍がロンドンを空襲する。 |
1940/09/22 | 日・仏印軍事協定が成立する。 |
1940/09/23 | 日本軍が北部仏印(フランス領インドシナ)に進駐する。 |
1940/09/25 | アメリカ陸軍通信隊が、日本海軍の暗号解読に成功する。 |
1940/09/27 | |
1940/10/04 | 砂糖とマッチの配給統制規則が公布される。 |
1940/10/05 | ドイツ軍がルーマニアに進駐する。油田確保が目的。 |
1940/10/08 | 極東のアメリカ人に引揚げ勧告がなされる。 |
1940/10/15 | ニューヨークで、チャップリンの「独裁者」が公開される。 |
1940/10/15 | 松岡外相が、グルー駐日米大使と会談する。 |
1940/10/16 | アメリカが、屑鉄と鋼鉄の対日輸出を禁止する。 |
1940/10/28 | ムッソリーニがギリシアに侵攻する。 |
1940/10/29 | ムッソリーニに侵略されたギリシアのイオアネス・メタクサス大統領の救援要請を受けてイギリス軍がクレタ島に上陸する。 |
1940/10/31 | ダンスホールにも閉鎖命令が出る。 |
1940/10/31 | 煙草の「バット」を「金鶏」、「チェリー」を「桜」に改名する。 |
1940/11/02 | 大日本帝国国民服令が公布され、男子用国民服が法制化される。 |
1940/11/03 | 初のカラーフイルムが発表される。 |
1940/11/06 | ルーズベルトが大統領に3選される。 |
1940/11/07 | アメリカ、タコマ海峡にかかるモイセーエフ設計のつり橋タコマ橋が風速19メートルの風でねじれ揺れが起こり、破壊・落下する。 |
1940/11/09 | イギリスの首相を勤めたチェンバレン(Chamberlain,Neville)没。71歳。 |
1940/11/10 | 紀元2600年祝賀行事が催される。 |
1940/11/13 | ディズニーのクラシック音楽アニメーション「ファンタジア」が公開される。 |
1940/11/16 | ナチスが、ワルシャワにゲットーを設立する。 |
1940/11/20 | ハンガリーが日独伊3国同盟に加盟する。 |
1940/11/24 | チェコスロバキアが日独伊3国同盟に加盟する。 |
1940/11/30 | 日本が汪兆銘の南京政府を承認する。日華基本条約が調印される。 |
1940/12/09 | ウェイヴェル将軍のイギリス軍が、エジプト・リビアで勝利する。 |
1940/12/18 | ヒトラーがソ連を攻撃する極秘指令を発する。 |
そう言えば、日吉ミミさんは今どうしているのだろう。と思い検索すると。ヨノナカを卒業していた。合掌。
2011年8月10日、膵臓がんのため東京都内の病院で死去。64歳没。戒名は、日芳院釋尼美和正定聚。
こいつも賢そうだったが。