
前回からの続き
登山は嫌いである。体を動かすのは苦手。
でも、デコッキー見たさに登る事を決意する。
当然、一人で登る事は不可能なので、ロッジの従業員がガイドについてくれる。
人件費は安いので、3人ほど手伝いできてくれる。
いでたちは普段着、足元は、ビーチサンダルである。
完全に山を舐めきったいでたちだが、頼りになる男たちである。
登り始めて高配が厳しくなるとご自慢のビーチサンダルは脱ぎ茂みに隠した。
絶対忘れるだろうと思ったが、帰りにはちゃんとビーチサンダルは回収できていた。
デコッキーが自生する地帯は高い所なのでなかなか行き着かないが、途中、多種のランを見ることができた。

中でも面白かったのが、このバルボ。もう少し低い地帯にも似たような種類があるが
高い所にあるこの種は、花が逆さに咲いているのである。

リップが袋状なので、水がたまらないようにするためなのか?
なんらかの受粉に関係しているのかは不明である。
写真を撮っているとお前は遅いので、写真は帰りに撮れ、明るいうちに頂上につかんだろうと怒られた。
半分ぐらい登ると目的のデコッキーに出会えたが写真は撮らず帰りに撮る事にした。
ようやく頂上に着くとまさに電池切れ。疲れて動く事ができなくなっていて
夕飯を作ってくれたが何も口にできなかった。これほど疲れたのは、後にも先にもない。
一晩眠ると回復。写真を撮りながら帰途についた。
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