今日はジムを休み、久しぶりに夫と静岡で映画を見ました。サールナートホールの会員更新手続きも兼ねて行ったのですが、最初は「黄金のアデーレ」を見るつもりだったんですが、夫が上映時間を間違えていたので、代わりにベルリン国際映画祭コンペティション部門正式出品作のドイツ映画「ぼくらの家路」を見ました。10歳と6歳の兄弟がシングルマザーの若いお母さんに育てられている。母親は優しいけれど、愛情のかけ方が気まぐれ。家に男を引き入れていたりする。その日常はジャックにとっては苦痛で、母親と男の情事の最中に部屋に入り、ご飯を要求したり、母親の恋人の服を窓から外に投げ捨ててしまう。母親はその場ではジャックを叱らなかったけれど、母の留守中にジャックが弟を風呂に入れようとして火傷をさせてしまう事故があり、母は弟は手元に置き、ジャックを児童養護施設に預けることにする。児童養護施設ではいじめられ辛いことが多かったが、母親が休みに迎えに来るのを楽しみにしていた。しかし、母親から迎えに行けないと連絡が入る。ジャックは意を決して養護施設を飛び出し自宅に帰るが、母親は留守で電話にも出ず、鍵もなくジャックは家に入ることもできない。母親の友人に預けてある弟を迎えに行き、母の職場や、昔の男たちのところに行ったりして、弟を連れて母を訪ね、街をさまようのだった。そして最後には・・・日本でも親に養育力がなく、児童養護施設で育っている子供たちがいますよね。それぞれ重い事情を抱えているだろうと思います。ジャックを演じたイヴォ・ピッツカー君、何百人という応募者から選ばれた逸材だそうです。ジャックの演技、カメラワークも良かったし、身につまされました。帰り路、鞠子の丁子屋で夕飯を済ませました。一番シンプルな定食「丸子」に黒はんぺんのフライを一品取りました。平日の夜の丁子屋は空いてました。丁子屋は静岡から我が家への帰り道の途中にあって便利です。久しぶりのとろろ汁と麦飯、美味しかったです。
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