深度計予備回路

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2012-10-13 20:24:31 | キャモデル (いろいろ)
シュペルター落着後、こんどは、何拵えようかなーーーーと、ぼんやり思案してたんですが、なんとなく、思い立って、これにしました。

”1/100 フルアクション エルガイム”

「どーせ、R3なんか、ねんだから」と、カリオストロの地下牢の、ルパンよろし、のたまって、在る物で遊ぼうの巻

今回の指令は、なるべく、特殊な、技法を使わず、ツボついた昔ながらの工作で、イイモノ感がアップした、エルガイムを作る事。

発売当時に、買って以来、久方ぶりに、再開した、フルアクションエルガイムの内容および傾向と対策を・・・

80年代半ば、当時のバンダイの、技術を集結させて挑んだと思われる、マルチマテリアルのスーパーキットが、このフルアクションエルガイム。

HMらしい、シリンダーギミックを、再現するために、真鍮パイプを同梱、
華奢なフレーム構造にして、ヘタリや、破損といった、安っぽい結果が発生しないために、ダイカストパーツと、ビス締めを採用。
胴パーツには、ラバー製のカバーパーツまで同梱といった、スーパーぶり。
一部、強度がかかるパーツには、ABSのような、なんかわからん硬いプラまで、奢られております

今回の再販で1000円ほど値上げされとりますが、こういった「スーパーな部分」が、とてもとても重い足枷になったんじゃないかなと・・・

にもかかわらず再販した、メーカーさんに、ささやかな感謝とかしちゃうと、この旧いキットも多少輝きを増す事とおもいます。

で、改めて、キットをみてみると、フルアクションだけど、肝心ななんかが、フルアクションじゃないとこだらけな折、ポージングも野暮ったく、さすがに時代感じます。

このあたりをどうにかしつつ、製造開始!!!!!

で、今回の目的の2・・・・

昨今の傾向というかなんというか、「なんでも、モデル体型に格好良くアレンジされちゃってて寂しい」・・・
HMとか、それでいいだろう!ってな、もんですが、実は、エルガイムの設定書とかみると、ぽてっと、ガッシリしてるんですよ。
足も、短くはないけど、「不自然なほど長く」は、かかれておりませんし脛も太いんのです。

ロボ魂とか、魂スペックエルガイムは、けっこうお気に入りで、良いアレンジだとおもっているんですが、
ここはそれ、ちょうど、キットが太めな折、「良いととこを、伸ばす良いプラモ」といったあたりで、ガッシリした、エルガイムを目指そう!!!

・・・・・・そんな感じのはなし

で、今度こそ、製造開始!!!!!!

例によって足首から組んで行きます。

形は、わるくないのに、売り物のの、シリンダーパーツのおかげで、可動範囲も狭く、接地性も芳しくない、
だが、せっかくフルアクションらしさは、捨てたくない・・・といったわけで、そのあたりを両立した、工作をしていきます。

シリンダーの、ねじ留めリングの厚みを、半分くらいに削り込んで、イイカンジのガタをつくり、
つま先を大きく動かしても、すっぽ抜けないように、足首側の取り付け部分を、フローティングさせて、とりつけるかんじ。

シリンダーの件を別にしても、構造的に、足首はうしろに、曲がらないんで、干渉するするパーツを(ダイカストパーツ含め)片っ端から、削り、
多少の可動を確保します<派手なポージング以前に、立ち姿が決まらないので・・・・
<うしろ爪の、ステーが、あっぱっぱ、なので、塞いどくのもわすれずに

足の甲の、カバーパーツは、せっかく別パーツなんで、軸を新造して、スイングするようにしとけば、いいかんじです。

続いて膝ですが、「できることなら、180弱まがってほしい」ってことで、
太もも下部の、フレア部分を、切り飛ばし、太ももに沿って、上下にスライドする構造に改めることで、必要に応じて膝関節が露出し、
可動範囲を盛る、仕掛けにしました<当時の、高い方のハイコンエルガイムの構造ですな

ついでに、思い切ってすね側も、膝裏を、斬り欠いて、フレームが干渉しにくいようにしときましたの候・・・

太もも側のフレーム受けにも、キットの構造を生かして、ポリキャップを使い、
1軸スイングを増やして、可動範囲向上と、水平回転軸の追加、さらに、後はめ構造ができる仕掛けにしとります。

続いて腰ですが、内部フレームを一旦切断して、再接続し、股間の関節パーツの、可動方向を、90度回転させて、
「ハの字可動」が、出来るように、しときました<タカラ 1/24 スコープドッグ式ですな・・・

胸パーツは、どことなくうすべったいので、合わせ目に、楔形に詰め物して、下部で2mmほど、かさ増ししときました。
<内部構造との兼ね合いあるんで、このあたりが限度かな・・・

更に、幅も変に広いんで、2mm強ずつ、両側でカットしてから、塞ぎなおしております。

で、頭ですが、少々でかいきもする一方、これくらいでいい気もするおり、キットのまま、男前を増すだけにしときました。
難しい加工とかしないでも、目尻と、口元を、やりかえるだけで、キャラっぽいエルガイムなお顔になると思います。

で、今取り掛かってるのが、腕周りなんですが、肘の関節を中心に、構造をがらりとやりかえて、
HMキットの「ポージングのきまらなさ」の原因を、はげしく、改修しとります、当然、上腕の取り付け構造も、一からやりかえるつもりで、
切断して、詳しい事は、「これからかんがえます」・・・・

なんか、いろいろわかりにくいですが、けっこうがんばって、現状はこんなかんじ



頭つかいながら、問題解決していく、カタルシスは、旧キットの醍醐味。
MG Zプラスと、どっち買うかけっこう思案したんですが、しっかり時間つぶせる分、こっちにして正解だったっきもします・・・