大川原有重 春夏秋冬

人は泣きながら生まれ幸せになる為に人間関係の修行をする。様々な思い出、経験、感動をスーツケースに入れ旅立つんだね

あらかわバイロイト

2009-10-13 14:30:00 | 音楽
昨日、知人のヴァイオリニストの演奏会に行ってきました。
独特の甘美な音色と情感溢れる豊かな響き、そつのない繊細な演奏技巧にとても魅力を感じました。知人のヴァイオリニストはまだ11歳、2歳からヴァイオリンの稽古を始め、一日十数時間の練習に次ぐ練習、想像を絶するような厳しい研鑽の積み重ねを想像するだけで自分は頭が下がります。

心身のバランスがとれた彼女の演奏は、心を揺さぶるような巧みな奏法でヴァイオリンの弦を操ります。
これからも豊かな表現の可能性を追い求めて世界に羽ばたいてほしいなと、祈っています。

がんばってね、玲歌ちゃん!


(ブルーのドレスの方が玲歌ちゃんです)

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2009年10月12日
第1部 協奏曲
メンデルスゾーン作曲:ヴァイオリン協奏曲  阪本玲歌
メンデルスゾーン作曲:ピアノ協奏曲 1番  林 雅子
第2部 ワーグナーオペラの抜粋
「タンホイザー」 第1幕前奏曲と第1幕
「ワルキューレ」 第3幕前奏曲と第3幕






書物

2009-10-12 11:35:06 | 気になる本のこと
 昨日、本屋さんで何気なく手にした書物。珠玉のエッセイですが、哲学書と呼んでもいい中身の濃い書物です。該博な知識とハイレベルな知性にすっかり打ちのめされました。世の中には傑出した人物がいるのですが…久しぶりに読みごたえのある良質な書物に出会い、嬉しい気持ち半分、自分の無知無学ぶりを改めて気付かされて恥ずかしくなりました。


                      

ラピスラズリ

2009-10-11 10:00:00 | 日記
■ラピスラズリ■

瑠璃のこと、十力の金剛石ともいう。

一昨日日本一のラピスラズリのコレクションを誇る82歳の銀座人からラピスラズリをいただきました。前と違ってギャラリーが暖かい感じになり、やろうという気持ちが感じられると言われて嬉しくなりました。82歳になると自分が死ぬのがわかってくると自分が儲けるより人に儲けてもらいたいという気持ちになる。

ラピスラズリは十の力がもらえる。あなたにプレゼントしますと言われました。嬉しい日でした。

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以下、こちらのサイトより引用させていただきます。


    もしその丘をつくる黒土をたずねるならば、

    それは緑青か瑠璃であったにちがいありません。

    (宮沢賢治 十力の金剛石より)


■瑠璃(Lapislazuli)■
◆「ラピスラズリ」という名前でパワーストーンとしてよく耳にしたりするこの石についてはご存知の方も多いと思います。ですが、賢治の童話に登場する「瑠璃」がこのラピスラズリであることをご存知の方は少ないのではないでしょうか??

◆名前は、ラテン語の、石を意味する“lapis”と、青を意味する“lazuli”に由来しています。

◆賢治にとって空を表す鉱石はトルコ石で、「瑠璃」は賢治が心に描いた極楽浄土の地面の色であり、異次元の世界の色であったといわれています。




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山岸幸一さん 2

2009-10-10 17:00:00 | 日記
「日本の着物は、日本の風土から生まれ、畳の上の生活で育まれてきたんですよ。それがどのような特性を持っているのかを知れば、おのずとどんなものを織るべきかが見えてきます。」

「だからまわりは関係ないんですよ。孤独な方がいい。頭を空っぽにしてそのものの声を聞き、対話の中でいちばんいいタイミングを引き出していく、ただそれだけですよ」

「染め液は生きているから、何十分おきに見てやらなくちゃならない。こうやって生活のそばに水流がないとそれができないんです。生きているものは、常に近くにいるとそれぞれの『精』がわかってくる。人で言えば個性のようなものです。植物によっても違うし、花びら、根っこ、茎によっても違う。だから、染めるというのは単に色を付けるということじゃないんですよ」

『蚕からの着物づくり 天の虫 天の糸』より引用


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京乱噂鉤爪

2009-10-09 16:05:00 | 気になる本のこと
先日、国立劇場で市川染五郎さんの舞台を拝見しました。

とても印象に残るお芝居を楽しむことができ、しみじみありがたいなと思いました。あまりにも登場する人々の台詞が教訓めいていて思わず上演台本を買い求め、早速、読み始めました。

印象的な言葉をいくつか紹介させてください。


 <もうすぐこの国は変わる。いや、自分たちの手で変えていくのや。強いもんだけが生き残る世の中ではない、身分の違いものうなって、みんなが幸せに暮らせる世の中になるんや。>


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京乱噂鉤爪(きょうをみだすうわさのかぎづめ)二幕十二場


市川染五郎=原案
岩豪友樹子=脚本
九代琴松=演出
国立劇場文芸課=補綴


― 人間豹の最期 ―
   
市川染五郎宙乗り相勤め申し候 
              国立劇場美術係=美術          

第一幕 プロローグ 伏見近辺
    第一場   烏丸通り・きはものや
    第二場   三条・鴨川堤
    第三場   化野・鏑木隠宅
    第四場   一条戻橋
    第五場   今出川・鴨川堤
    第六場   羅城門

第二幕 第一場   四条河原町
    第二場   化野の原
    第三場   鏑木隠宅
    第四場   如意ヶ嶽の山中
    エピローグ 大文字を望む高台

(出  演)
松 本 幸四郎
中 村 翫 雀
市 川 高麗蔵
松 本 錦 吾
澤 村 鐵之助
中 村 歌 江
中 村 松 江
市 川 染五郎
中 村 梅 玉 ほか




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山岸幸一さん

2009-10-07 17:54:37 | 日記
 彼は自分のイメージ通りのものをつくり出すために、桑畑を耕し、蚕を飼い、繭をつくり、真綿を掛け、糸引きをし、草木染めの原料となる植物を育て、灰汁をつくるための樹木を植え、それぞれの季節に糸を染め、機で織るまでをすべて自分1人の手で行っている。
 特に山岸さんの創作を代表する紅花染めは、夏に紅花餅をつくり、冬に糸を染めて一年寝かせ、それを3年繰り返すため、繭から反物が織り上がって世に出るまでには実に6年の月日がかかるという。生業とするには無理があまりにも多いということは、山岸さん本人もたぶんご家族も重々承知しているはずだ。でも、自分が納得のいくモノをつくろうとしたら、そうするしかないのだろう。自然の恵みを生かすために人間界の都合を捨て、自然のサイクルの中に溶け込んでしまった人。どこにも妥協や嘘のない作業を一心に繰り返す姿は禅僧のようにも見えてくる。

『蚕からの着物づくり 天の虫 天の糸』より引用


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イダ・ヘンデル ヴァイオリンコンサート

2009-10-06 17:45:00 | 音楽
=イダ・ヘンデル ヴァイオリンコンサート=

2009年10月5日(月)場所:王子ホール

■タルティーニ:悪魔のトリル
■ヴィタリ:シャコンヌ
■ベートーベン:ヴァイオリン・ソナタ8番
■バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 二短調 BWV1004 より
■サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28


昨夜、ポーランド出身のイダ・ヘンデルさんのヴァイオリンコンサートに行って参りました。

ヴィタリのシャコンヌの演奏はあまりにも綺麗な音色で思わず絶句しそうなくらい衝撃的でした。また、ベートーベンのヴァイオリン・ソナタ8番とサン=サーンスの曲は大変すばらしかったのですが、彼女は、まだまだ余力というかパワーが漲っていて、アンコールでは、チャイコフスキーの白鳥の湖のなかのロシア民謡という曲を演奏してくださったのですが、情感がこもっていて、とてもエネルギッシュな演奏で深い感銘を受けました。

演奏後、パンフレットにイダ・ヘンデルさんからサインをしていただきました。左下のパンフレットです。僕の宝物にしようと思います。






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よろめく日々

2009-10-05 12:25:24 | 日記
こんにちは
 あっという間に今年も後3ヶ月をきりましたね。毎日ふらふらとよろめく日々を過ごしています。なかなか自分を律するということは難しいもんだなぁと痛感しています。正直に言うとパソコンは苦手なのでhttp://okawara.vox.com/ でも『大川原有重の日記』を綴っています。この方法だと携帯で簡単にブログの投稿ができるので思いつくまま気の向くままに好きなことを書けて結構気に入ってしまいました。VOXとGOO、多少重複すると思いますけれど、内向き外向きに使い分けようと勤めてみます。これからもよろしくお願いします。

追伸
一日一冊本を読もうと勤めているのですが、これが結構難行苦行です。でも頑張る。

自己紹介

2009-10-02 12:10:00 | 日記
夜飲み過ぎそうになり危ないなと察知したら、つまり自覚症状がでてきたら、

「自分は最近病院から退院してきたばかりで心が病んでいます。別に皆様に危害はくわえません。あいすみません。」

と同席したお客様に頭を下げることにしました。時々飲み過ぎてしまうと志乃ちゃんというママは、「うちの身内でできの悪い弟です」とそんなふうにフォローしてくれるのでありがたいな。自分はノンアルコールビールでも酔ってしまった感覚になるけど、大人の酒の飲み方を勉強してもっとモテモテになりたいね。道のりは遠いか?


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どうぞよろしくお願いします!